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2022年7月2日土曜日

音久無『執事・黒星は傅かない』第1巻~8巻ネタバレ感想

作品名 : 執事・黒星は傅かない
漫画家 : 音久無
出版  : 既刊8巻 白泉社(2019/7~2022/4)
ジャンル: 執事×お嬢様 年の差 学園モノ
トーン : ほのぼの コミカル せつない
関連作 : 黒伯爵は星を愛でる
試し読み: 執事・黒星は傅かない

[あらすじ]
執事・黒星は自由奔放、他人の話は聞く耳持たず。おまけにこの方、ドの付く××なんだとか…。しかし一番の問題は……内弁慶な女子高生お嬢・紫が、黒星に恋心を抱いていることで――?執事×お嬢の従順ならざる恋の戯れ、幕開けでございます。

[感想]
ギャグ寄りのほんわか可愛い執事×お嬢様の身分差ラブストーリー。5巻以降は前作『黒伯爵は星を愛でる』と同じ世界線に。

幼い頃に両親を亡くし、大きなお屋敷で過保護な祖父とお嬢様一筋の溺愛執事・黒星にがっちり守られて育ったおっとりしたお嬢様ヒロインが、コミュ障克服のためにお嬢様学校から公立学校に転校するところから始まる物語。

ハイスぺイケメンなのにお嬢様のことになると愛が重すぎて残念イケメンになる黒星と、型破りながら頼りになってかっこいい執事に密かに恋心を抱くお嬢様・紫のキュートな両片想い設定。

富豪の溺愛祖父とタッグを組んで、校内でもお嬢様を監視する黒星。神出鬼没のマジシャンぶりw

公立学校に転校した紫が初めてできた友人たちと絆を深め、様々な学校行事を満喫する様子もじっくり描かれており、学園コメディとしても楽しめる作品。

3巻からは紫の婚約者の阿蓮が登場。キラキラした芸能人なのに好きな子をイジメる小学生並みのガキんちょで黒星のライバルになりえずw

4巻で恋愛ごっご(虫よけ)の解消→二人がついに両想いになって甘々な展開になるかと思いきや、5巻で波乱が巻き起こり、物語の舞台はイギリスへ。前作『黒伯爵は星を愛でる』とつながる世界線に。

6巻・7巻は黒星の失踪の理由や生い立ち、紫祖父の思惑など、色んな背景が明らかになっていくシリアスな展開。

8巻は問題が解決→舞台が日本に戻って平常運転の学園コメディに。

新シリーズが前作とつながっていたのは嬉しい驚きでしたが、6巻・7巻が不意打ちでヘビーな展開だったのが尾を引き、まだ少し消化できないまま...。

黒星が破天荒キャラなので、シリアスだと余計に唐突に感じるのかも。身分差ものだけど、全体のトーンとしてはギャグ寄りのラブコメなので、あまり深刻にならずに甘いハッピーエンドを迎えてほしいです。


執事・黒星は傅かない 1


執事・黒星は傅かない 2


執事・黒星は傅かない 3


執事・黒星は傅かない 4


執事・黒星は傅かない 5


執事・黒星は傅かない 6


執事・黒星は傅かない 7


執事・黒星は傅かない 8