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2022年7月23日土曜日

高橋ユキ『金欠姫君と偏屈魔導士の権謀術数錬金術』第1巻ネタバレ感想


作品名 : 金欠姫君と偏屈魔導士の権謀術数錬金術
漫画家 : 高橋ユキ
出版  : 秋水社ORIGINAL (2022/2/25)
ジャンル: ファンタジー 王国 魔法
トーン : シリアス
試し読み: 金欠姫君と偏屈魔導士の権謀術数錬金術

[あらすじ]
貧乏国家の姫君ルナリアと、他人を信じない大魔導士ラグラスの国家再建(?)物語。ブローディア王国のルナリア姫は、10日後に戴冠式を控え困っていた。王国は大赤字国家で、国の象徴である王冠もボロボロで修復するお金もなかったからだ。その時、すべてを美しく変える力を持つ魔導士ラグラスの噂を聞く。イヤイヤ頭を下げるルナリアにラグラスは告げる。「魔法を使ってほしいなら金を持ってきやがれ」困り果てたルナリアは最後の手段に――。貧乏王女と魔導士が極貧生活からの脱出を目指して国造り!?

[感想]
第1~3話+イラスト入りあとがき2P収録。

タイトルと表紙のイメージから本格的なファンタジーを期待していたら、おバカ全開だったので肩透かし感が…。

1年前に父王がなくなり、喪に服している一人娘のルナリア姫。戴冠式を間近に控えるが、国の内情はボロボロ。

財政難で国が倒れ掛かっているのに、世間知らずなお姫様にすべてを一任して暇乞いする臣下たち。給料を払えなくなったせいで宰相も財務長官もいなくなり、ただ一人残ったのは侍従長だけ。

食事も侍従長が用意しているところから、使用人も全員いなくなったのかな...。

うーん、辺境の領主ならともかく、まもなく王となるヒロインの周りからどんどん人が消えて孤立無援状態と言うのはあまりに不自然な気がします。対立する勢力がいるわけでもないのに...。

途方に暮れ、仕方なく頼ったのが、森に住む怪しげな魔法使い。噂通りの悪人かと思いきや、単にぶっきらぼうなだけ。人々から誤解され、恐れられてきた孤独な魔法使い・ラグラス。侍従長から事情を聞いたラグラスは、二人のことを放っておけなくなり、魔法を使って助けることに。

1巻時点では恋愛要素はありませんが、あとがきによれば、この二人のラブストーリーになっていくようです。世間知らずな性悪王女と超絶美形なツンデレ魔導士という構図。

ラグラスのキャラは魅力的でしたが、いかんせんヒロインが...。ツンデレを通り越して、手の施しようがないほどのポンコツ傲慢ヒロインw 応援し甲斐がないのが残念。


金欠姫君と偏屈魔導士の権謀術数錬金術





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