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2022年8月5日金曜日

神河雪弥(原作:ごろごろみかん。)『青薔薇の姫』第1巻あらすじ&ネタバレ感想


作品名 : 青薔薇の姫
漫画家 : 神河雪弥
原作  : ごろごろみかん。
出版  : ‎コンパス (2021/10/23)
ジャンル: 歴史モノ 王族・貴族 ファンタジー
トーン : シリアス
試し読み: 青薔薇の姫

[あらすじ]
王家との婚約を前に恐怖に怯え震える公爵家令嬢のヴィアリア。 齢わずか7歳の彼女が恐れるもの…それは王との結婚後におとずれる凄惨な未来だった! 彼女が16歳だった頃――王・カインとの結婚は冷めきったものだった。 そんな中、突如異世界から現れた少女がヴィアリアを取り巻く環境を全て変えてしまう!? 時は戻り7歳の少女として生まれ変わったヴィアリアは、再びカインと出会い決意する。もう二度とあんな未来にはさせない――。 大人気オンライン小説、待望のコミカライズ第1巻!!

[感想]

第1話~6話
+描き下ろし小説「強くありたい」9P
+描き下ろし小説「歪んだ感情と、その後」12P

可愛らしい表紙に似合わぬ悲壮感漂うダークファンタジー作品。 

 前世で幼くして王と政略結婚した公爵令嬢が主人公。16歳のときに突然現れた異世界の少女を王が寵愛し、腹黒な異世界少女に嵌められて王の逆鱗に触れて17歳で処刑されてしまうという、身の毛がよだつ前世の記憶を持った7歳の少女が再び悲惨な運命を辿らないように生き延びようと奮闘するホラー作品。 

 転生なのか、時が巻き戻っただけなのか曖昧ながら、前世の王・カイン(極悪人)と今のカイン(紳士)があまりに性格が違いすぎて同一人物とは思えませんでした。他にも色々とツッコミどころが多すぎて・・・。 

7歳のヒロインはまだ子供なのに前世の記憶があるからなのか、頭脳は大人。だけど恐ろしい記憶のせいでトラウマを抱え、常にビクビクしている上にできることも限れた悲壮感全開のヒロインだったので、読んでいて気が滅入りました。

前世で王妃のヒロインに言い寄ってやり逃げした王の側近も前世の記憶を持ったまま同じ世界線に転生。前世で側近は追及を免れ、妊娠したヒロインだけ処刑されたらしく、別にやり残したことも未練もなさそうなのに何のために転生?

ヒロインはビクビクメソメソ、王は性格が様変わり、周囲は腹黒だらけ。残念ながら魅力的なキャラがおらず、共感しにくいストーリーだったので、続きを読みたいという気持ちになりませんでした。

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