
タイマー無料で143話分無料!
10巻:
・やじきた珍道中「食べ物編」
・プロフィール
・「日光編」
・やじきた小劇場「夕鶴」
11巻:
・「日光編」
・おまけ(誤植箇所についてパロディ風にまとめたNG集)
12巻:
・「日光編」
・コマーシャル(著者の新作『東から来た男』の宣伝:中村先生と勝取がモデルのウエスタンもの)
・NG特集
・やじきた小劇場「シンデレラ」
13巻:
・「日光編」
・やじきた小劇場「アルプスの少女ハイジ」
物語の舞台:
三葉学園(1巻)→桜華台高校(2~4巻)→聖タチバナ学院(4・5巻)→三葉学園(5巻)→竜神高校(5~9巻)→太郎山高校(10~13巻)
10巻は「箱根編」の番外編「食べ物編」からスタート。やじきたコンビと関東番長連合の仲間たち(雪也、貴子姫、小鉄)が巡る箱根グルメ旅。最終日には地元民の一乃介・千乃介・隼人・多岐川も合流。
本編(~13巻完結)は示し合わせたわけでもないのに転校先で再び鉢合わせることになったやじきたコンビを待ち構える新たな出会いと騒動を描いた新章「日光編」。
娘が厄介事に巻き込まれる時はいつもあの子が一緒だ=二人が揃っているとろくなことがないとの結論に至ったキタさん父とヤジさん母は、日光にある長閑な学校に娘を転入させることにしたのだけど(両家族は没交渉)、なんと娘たちがまた同じクラスになり・・・w
太郎山高校は園芸部が作る野菜が貴重な財源となっている素朴で平和な田舎の学校。ここなら面倒事も舞い込まず、のんびり過ごせそうだと思っていたのに、隣のお金持ち学校・光徳学院の不良たちが太郎山高校の生徒たちから野菜を巻き上げて乱暴狼藉を行っている光景を目の当たりにするヤジさん。
念願の体育館を自力で建てるために頑張る太郎山高校の生徒たちの努力を踏みにじる行為に憤ったヤジさんは直談判のために光徳学院に単身乗り込んだクラス委員長・小次郎に助太刀。それまで静観していたキタさんも颯爽と現れ二人に加勢し・・・。
「横浜 用心棒編」に登場したB・Sのハーディが光徳学院の関係者として再び登場。
「日光編」(10~13巻)の主な登場人物と顛末:
「日光編」(10~13巻)の主な登場人物と顛末:
・キタさん:篠北礼子
警部の娘。父子家庭。169.5cm・AB型。身体能力抜群。夢想神伝流剣術を父親から授けられる。弱者にさりげない優しさを見せるクールビューティ。女子に異常にモテる。高校2年生。太郎山高校に通うため湯元の温泉寺に下宿中。
今回はコンビでの活躍は少なく、囚われの身となったヤジさんのために奮闘する展開に。
・ヤジさん:矢島順子
江戸っ子気質の美少女。大工の娘。168.3cm・B型。賑やかな両親と兄たちのもとで育つ。特技は合気道・空手。頼まれると断れない性格。高校2年生。太郎山高校に転校後、隣校の女帝・奥日光の姫御前に暗示をかけられ、囚われの身となる。

左がキタさん(篠北)、右がヤジさん(矢島)
・ハーディ・レニアートン
クイーンと対立する横浜の暴走族「BLACK SELECT」(略してB・S)の総長。再登場の10巻以降はアメリカの大企業「西ロイドバーグ社」の若き社長として描かれている。一癖あるキザな美形外国人。
「日光編」では光徳学院の特別講師として登場。姫御前とは以前からつながりがあり、「風使いの君」と呼ばれている。葵上総介の友人。来日の目的は人探し。お目当ての人物は少年院にいると小鉄に明かす。
スピンオフ『星にききたまえ―Ask The Stars―』の主人公。
5/28まで1巻無料
・徳也雪也
三葉学園理事長の一人息子で関東番長連合総長。身長170cm・O型。生徒たちから「上さま」と呼ばれる。眉目秀麗・成績優秀。長髪美少年。ヤジさんのことは「おねーさま」呼び、キタさんのことは「女史」呼び。亡き母に似ているヤジさんは特別な存在。
「日光編」では父と日光観光へ。やじきたコンビに会いに太郎山高校に立ち寄った後、観光地でハーディに呼び止められる→警戒感を強め、小鉄にハーディの近辺を探らせる。

左が雪也
・各雲斎小鉄
忍びの村の出。雪也の従者。身長171.5cm・A型。雪也に命じられて二人の助っ人として度々行動を共にする。ヤジさんのことは「矢島さん」、キタさんのことは「女史」呼び。

小鉄
・八丁堀の大門
フルネームは大日崎佐門。やじきたコンビが最初に通っていた神田の八丁堀高校の生徒。二人に対して好意的。顔に大きな傷がある硬派な不良。「道場破りの大門」との通り名を持つ剣豪。ヤジさんのことは「矢の字」、キタさんのことは「お北」のあだ名で呼んでいる。
剣仲間の太郎山高校の小次郎との手合わせのために日光にやってきたときに光徳学院の不良たちを成敗し、かつ姫からお礼を言われる。その際、名前を確認して剣豪だと気づいたかつ姫から勝負を挑まれるが、姫様として生きるかつ姫の立場を理由に勝負を保留にする。
・青菱の菊千代
フルネームは錦郡菊千代。早乙女派の幹部。バチバチまつ毛の美少年。大門のファン。大門が手合わせのために日光に向かったと聞き、追いかけてくる。出生して間もなく里子に出された双子の兄弟がいる。瓜二つという、かつ姫の存在を知り、確認のために大門と光徳学院を訪ねる。
・片桐刑事
フルネームは片桐達人。キタさん父の部下。アパートの家事で焼け出されてから父子家庭の篠北家に居候中。女性ばかりの家庭で育ったため、気を抜くとオカマっぽい話し方になる。やじきたコンビが日光から引き上げるときに車で迎えに来る。
【太郎山高校】
・津浜小次郎
クラス委員長。日光で一二を争う剣士。八丁堀の大門と三ヵ月に一度手合わせをしている。爽やか好青年だったが、光徳学院のかつ姫に一目惚れして腑抜けになる。大門に言い寄る菊千代をかつ姫と間違えてショックを受ける。光徳学院で姫御前が仕掛けた危険な遊戯(修羅場)で剣豪として復活する。
・森松子
二人のクラスメイト。小次郎に想いを寄せる幼馴染み。おさげの可憐な女の子。
・生徒会長
五木仁史。優しく朗らかな少年。小次郎の友人。体育館建設を実現すべく、農業だけでなく、有志たちと山の中で酒造りに励む。純朴な人柄でハーディと友情を育む。
・鳥羽
太郎山高校の卒業生。大企業・宮脇産業の幹部。母校愛の強い生徒会長だったが、宮脇産業に入社してから母校に立ち退きを迫るようになる。ハーディとつながりがある。
・八代秋夫
湯元の民宿の息子。兄が宮脇産業の会社員。鳥羽に脅され、母校の校舎に火をつける。火事にいち早く気づいたハーディが消火活動に当たる。自分の不注意で起きたボヤ騒ぎだと事実を曲げて丸く収めるハーディの思惑とは・・・?
【光徳学院】
・奥日光の姫御前
不道明院妖女。その名の通り、妖術の使い手。公家言葉。裏表が激しく、飽きっぽい性格。美しいものを踏みにじりたくなる危ない性癖の持ち主。葵家とつながりがある。
・不道明院桂丸/かつ姫
妖女の弟。元捨て子で妖女とは血のつながりがない。妖女の意向で女子制服のセーラー服姿。初対面で男子だと見抜いたヤジさんから青菱の菊千代と間違われる。その後、日光にやって来た大門にも菊千代と間違われる→菊千代には生き別れの兄弟がいることが分かり、双子の可能性が浮上。裏表が激しい姑息な姉とは違い、仁義を重んじるタイプ。移動は白馬。
大門と出会った後、男(剣士)として生きたいと願い出て姫御前の逆鱗に触れる。制裁を受けて廊下で倒れ込んだところを学園に乱入してきた菊千代たちに助けられるが、全員座敷牢に入れられる→雪也が助け出す。
騒動解決後、互いに双子だと確信する桂丸と菊千代。菊千代と再会を約束し、剣道を究めるために光徳学院を去る。
・細川
かつ姫の側近。姫御前の悪趣味な遊びに巻き込まれたやじきたコンビに加勢する。
・影の軍団
葵上総介が姫御前のためにつけた護衛。
・鈴虫
姫御前の侍女。飛び糸を操る。サイコキャラだったが、松虫がキタさんにコロッと落ちるとたちまち同調😅
・松虫
姫御前の侍女。鈴虫とコンビ。キタさんにねじ伏せられて熱烈ファンにw
・宮脇八雲
光徳学院の理事長。宮脇社長の娘。馬王麿の母親。雪也の亡き母・雪絵の親友で、父・武三(三葉学園理事長)に長年片想いしている着物美人。雪絵に雰囲気が似たヤジさんに興味を抱く。暗示をかけられ、姫御前の着せ替え人形にさせられていたヤジさんを保護する。
・北島
太郎山高校から野菜を巻き上げていた騎馬部隊を率いる不良グループのリーダー。駅近くで他校の生徒に狼藉を加えていたところを居合わせた八丁堀の大門に成敗される。
【日光】
・宮脇社長
仏像コレクター。三葉学園の徳也家とは家族ぐるみの付き合い。ハーディの取引相手。不道明院家ともつながりを持つ。古文書に記されているという太郎山高校の地下に埋蔵されている希少な千手観音を手に入れるために太郎山高校に立ち退きを迫る→ヤジさんに直談判された娘・八雲が白紙に戻す。千手観音像は不道明院家に保管されていることが判明。
・宮脇の若様
馬王麿(うまおうまろ)。宮脇産業の社長の孫。まだ小学生ながら既に経営者の顔を持つ切れ者。母親同士が親友の雪也に懐く。
【その他】
・ドゥニー
ハーディのお抱え占い師。砂漠の民族衣装を着た褐色肌の美形。ハーディがまもなく恋をするとの予言をする。