『やじきた学園道中記』第23～29巻《最終巻》［赤目編］ネタバレ感想【市東亮子】

やじきた学園道中記 分冊版
タイマー無料で143話分無料！

24巻：

・赤目編

・「激闘！！赤目忍群」（やじきた学園パロディ）

25巻：

・赤目編

・やじきた小劇場 キャスティング会議

26巻：

・赤目編

・「歴史漫画 がんばれ鎌足くん」

27巻：

・赤目編

・「歴史漫画 がんばれ鎌足くん 2」

28巻：

・赤目編

・おまけまんが「親のカオが見てみたい 雨宮編」

29巻：

・赤目編

・その後の赤目編

・やじきた小劇場「アリババと40人の盗賊」

物語の舞台：

三葉学園（1巻）→桜華台高校（2～4巻）→聖タチバナ学院（4・5巻）→三葉学園（5巻）→竜神高校（5～9巻）→太郎山高校（10～13巻）→駿河北高校（14～19巻）→宝生高校（20・21巻）→神戸の学校（21巻）→秋葉農高≪キタさん≫・日本平高校≪ヤジさん≫（22巻）→赤目瀧上高校（23～29巻）

招待を受けて支配下の三重の組織に向かう途中でお伴の紅林一派と鳶丸とともに消息を絶った雪也。その直後に赤目瀧上高校から関東番長連合本部に脅迫文が。

雪也を救出するために赤目瀧上高校に潜入したやじきたコンビの奮闘を描いた最終章「赤目編」。

やじきたコンビと同時期に入った転校生の一人はなんと狭霧！

赤目瀧上高校は忍びの子孫たちが通う学び舎で、校舎は色んな仕掛けが施されたからくり屋敷。地下には大金の埋蔵金が眠っているという噂もあるミステリアスな学校。

埋蔵金目当てのよそ者を生徒たちが警戒する中、転校生の一人が雨宮の手下で・・・。

その他にもぞくぞく主要キャラが集結！

大門、小次郎・五木生徒会長（太郎山高校）、一乃介・千乃介。

不思議なことに、大門や一乃介たちバスツアーの参加者は埋蔵金が目当てではなく、ツアー会社主催の宝探しゲームに参加するためにやって来たようで・・・。

そして、最後に現れたのは黒薔薇会の玉彦と従姉の瑠璃子姫。一連の騒動は学園一帯の広大な土地を所有する風祭家の玉彦が仕組んだ悪質な遊びだったことが明らかになり、満を持して葵上総介が登場。

12年の中断を経て新章がスタートし、全7巻に渡る長い最終章として完結。（Ⅱとして再スタート）

やじきたコンビの活躍で混乱した学校がまるくおさまっていく過程に悲喜こもごものドラマがあり、敵と友情が芽生えたり、勧善懲悪モノとしてギャフン要素があったりとカタルシスが得られるのがこのシリーズの魅力だったのだけど、最終章は外部の汚い大人たちがやりたい放題の悪事を働き、地域の伝統を守ってきた学校をオモチャにし、少年少女の懸命の努力を虫けらのごとく踏みにじるという悪逆無道の展開...。

一言でいえば、無敵キャラ・葵上総介の独壇場。赤目忍者の末裔として決して私欲からではなく、守るべきものを必死に守っている生徒たちを鼻で笑い、怪我をさせることにも何のためらいも見せず、己の好奇心とハーディとの賭けのためだけに最後の扉をこじ開けるサイコパス。

あんなに生徒たちが必死に守っていたものなのに．．．。ただの賭け事の対象で奪う気はないのだから別にいいだろう、お目当てのものは結果的になかったのだから大したことではないというような、軽い調子で済ませていいものなのか。前章との間に12年のブランクがあったため、その間に作風が変わってしまったのかもしれない。

サイコパス・葵を決して倒せないゼウスのような存在として位置付けているため、彼には何の大義もないのに無双状態。最終巻の成り行きにはむなしさを覚えずにはいられなかった。

それと最終章は過去エピソードで活躍した主要キャラを意味なく絡めるご都合主義展開が目立ったのが残念だった。

「赤目編」（23～29巻）の主な登場人物と顛末：

・ヤジさん：矢島順子

江戸っ子気質の美少女。大工の娘。168.3cm・B型。賑やかな両親と兄たちのもとで育つ。特技は合気道・空手・百人一首。頼まれると断れない性格。高校2年生。誘拐された雪也を救出するために赤目瀧上高校に転校。

サバイバルゲーム→仲間と合流→雨宮一味との決戦へ→横からかすめ取ってお目当ての鍵を入手した葵上総介によって激戦の最中にゲームオーバーを言い渡される。

やじきたコンビが手こずっていた熊野の武人を一突きで倒したメガネのインテリ風男性にメロメロになるヤジさんだったが、その人物がもう片方の敵側の葵と分かって落胆。さすがのヤジさんも無敵の葵を止めることはできなかった。

・キタさん：篠北礼子

警部の娘。父子家庭。169.5cm・AB型。身体能力抜群。夢想神伝流剣術を父親から授けられる。弱者にさりげない優しさを見せるクールビューティ。女子に異常にモテる。男に触られるとアレルギー反応を起こす。高校2年生。

雪也を救出するために赤目瀧上高校に転校。からくり迷路を攻略し、赤目くの一保存会から熱烈に勧誘されるように😊

サバイバルゲーム→仲間と合流→雨宮一味との決戦へ→鍵を入手した葵上総介によってゲームオーバーに。

 
左がキタさん（篠北）、右がヤジさん（矢島）

・徳也雪也

三葉学園理事長の一人息子で関東番長連合総長。身長170cm・O型。生徒たちから「上さま」と呼ばれる。眉目秀麗・成績優秀。長髪美少年。ヤジさんのことは「おねーさま」呼び、キタさんのことは「女史」呼び。亡き母に似ているヤジさんは特別な存在。

赤目瀧上高校に立ち退きを迫る風祭家の御曹司・玉彦によって拉致監禁され、高峰櫂の監視下に置かれるが、負傷しながらも自力で脱出し、山中にいた名張の男性に救助され、名張の黒田へ。そこにも追手が現れ、捕まりそうになるが、樹里杏とその仲間に助け出され飛鳥へ。

多胡弥の末裔・北斗に会った後、樹里杏の側近たちの車で赤目瀧上高校に向かい、赤目衆の秘宝を守るために修験道部に協力する。

左が雪也

・剣望狭霧（通名：坂口三太）

甲賀望月家の末裔。小鉄の乳兄弟。高校2年生。162cm・A型。甲賀の里に戻った後、修行の一環で赤目瀧上高校に通っている。雪也が行方不明になっていることを知り、やじきたコンビとともに捜索に当たる。

赤目瀧上高校を訪れた恩人ハーディと再会し、言葉を交わす。

やじきたコンビが強制参加させられたサバイバルゲームの本部を見つけ、やじきたコンビを救出するためにハーディと対峙。仲間とハーディの間で板挟みとなるが、そこに第三勢力の雨宮が乱入。ハーディ・狭霧VS雨宮の戦いに。

拳法と忍術を操る雨宮との闘いでは未だ不安定な狭霧が劣勢に。そこに大門が現れ、狭霧に加勢して雨宮を圧倒する。その後、玉彦たちに捕まり、やじきたコンビを翻弄するために人質にされるが自力で脱出。

ハーディと葵上総介が「埋蔵金より価値ある物」のありかをめぐり、賭けをするために玉彦を利用し、一連の騒動を引き起こす原因を作ったことを知り、ショックを受ける。

サバイバルゲームをクリアしたやじきたコンビと雪也と一乃介が合流し、修験道部・仲間とともに雨宮一味との決戦に向かうが、横からかすめ取って鍵を入手した葵上総介によってゲームオーバーを言い渡される。

大きく描かれた少年が狭霧

・風祭玉彦（かざまつりたまひこ）

神戸の学校の生徒。学園内組織「黒薔薇会」の総統。美しいもの以外を認めず、運動部を次々と取り潰したお騒がせ集団のリーダー。瑠璃子姫とはイトコ。初登場は21巻の「騎士編」。フェンシング対決でやじきたチームに負ける。ハーディの熱烈な信奉者。葵上総介とは子供の頃から付き合いがあるが、自信家で押しの強い葵上総介に苦手意識がある。

赤目瀧上高校周辺の広大な土地を所有する神戸の財閥・風祭家の御曹司。赤目瀧上高校に立ち退きを迫るために悪質な遊びを企画→やじきたコンビを誘い出すために雪也を拉致する。立ち退きを迫った理由はハーディのために別荘を建てるため。

形勢逆転後（護衛が全滅し）捕まえようとしたヤジさんから逃げようとしてヤジさんと一緒にからくり迷路に落とされる。ヤジさんに小突き回されながら脱出ルートを探す羽目にｗ

ハーディと葵に利用されていたことに反発し、名張市に学校の土地を寄贈する。

・紫室一乃介

仁義を重んじる箱根の少年グループ九頭竜の元トップ・竜神高校の元番長。186cm・A型・18歳。真行寺の親分のツテで沼津港の製造所で働いている。

真行寺の親分の大好物である赤目産松茸をゲットするために宝探しバスツアーに参加するが、からくり迷路にハマって禁止区域の洞穴の奥に転落。脱出する途中で古い鍵が入った箱を見つけ、さらに奥に進んだところで赤目忍者の末裔である修験道部員とくノ一たちに囲まれ捕縛される→すぐに誤解が解け、釈放される。

その後、雨宮一味が鍵を学校から運び出すために一乃介のポケットにこっそり忍び込ませたことでトラブルに巻き込まれる。そうとは知らずに鍵を学校に返しに行こうとするが、その途中で弟の千乃介が雨宮一味に拉致されたことを知り、救出に向かう。千乃介を人質に取られ、なすすべなく雨宮に鍵を渡すと千乃介とともに監禁部屋に閉じ込められてしまう。

その後、狭霧の命で大場が二人を助け出すが、雨宮とその一味が追いかけてきて激闘に。ヤジさんが駆けつけ、雨宮たちは退散する。狭霧とともに雨宮との決戦に向かうが、横からかすめ取って鍵を入手した葵上総介によって激闘の最中にゲームオーバーを言い渡される。

真ん中が一乃介

・紫室千乃介

一乃介の弟。竜神高校の生徒。愛称は千ちゃん。母子家庭で母は小料理屋のおかみさん。

「箱根編」では竜神高校に転校してきたヤジさんと交流を深め、片想いしていたが、気持ちを伝えられないままだった。

兄と宝探しバスツアーに参加し、ヤジさんと再会を果たす（普通に挨拶を交わす二人。連載再開までに10年以上ブランクがあったので片想い設定がリセットされたのかな🤔）

鍵の件で雨宮一味に攫われ、一乃介を脅迫するために雨宮から凄惨な暴行を受ける。助けに来た千乃介と一緒に監禁部屋に閉じ込められるが、狭霧の従者・大場に助け出される。

赤目瀧上高校に向かう兄とは別行動を取り、治療のために大場に背負われ狭霧の庵へ。鍵を取られたことに責任を感じた千乃介は一人で大丈夫だと告げ、大場を学校に向かわせる。騒動解決後、駅まで狭霧に送ってもらう。

・各雲斎小鉄

忍びの村の出。雪也の従者。身長171.5cm・A型。雪也に命じられて二人の助っ人として度々行動を共にする。ヤジさんのことは「矢島さん」、キタさんのことは「女史」呼び。

「赤目編」ではやじきたコンビとは別ルートで雪也の行方を追う。雪也の無事を確認し、玉彦の父・露彦を拉致して学校に連れてくる。

　　　小鉄

・葵上総介

葵代議士の息子でアメリカ留学中の三葉学園の生徒（留学に専念するためにその後退学）。“御前さま”。奥日光の姫御前の婚約者。頭脳明晰で武人として最強クラス。自称ゼウス。玉彦にゼウさんと呼ばせている。物語のラスボス的存在。

顔が初めて露わになるのは「赤目編」の26巻。ハーディと「埋蔵金より価値ある物」のありかをめぐり、賭けをして一連の騒動の原因を作る。最後に鍵を奪い、生徒たちが必死に守るからくり迷路を突破し、最後の扉を開ける。

・ハーディ・レニアートン

クイーンと対立する横浜の暴走族「BLACK SELECT」（略してB・S）の総長。テキサス出身。185cm・B型。再登場の10巻からはアメリカの大企業「西ロイドバーグ社」の若き社長として描かれている。一癖あるキザな美形外国人。奥日光の姫御前とつながりがあり、「風使いの君」と呼ばれている。葵上総介の友人。

「赤目編」では玉彦に招待され、バスツアー開催中の赤目瀧上高校を訪れるが、実際は葵上総介とハーディが仕組んだものであることが明るみになる。

スピンオフ『星にききたまえ―Ask The Stars―』の主人公。


5/28まで1巻無料

・雨宮右京三（あまみやうきょうざ）

葵上総介が従える影の軍団から追放された元指導者。初登場は「用心棒編・又」の14巻。熊野に伝わる闇の必殺拳・白虎拳を体得しつつある武人。

「赤目編」では埋蔵金目当てで手下の黒崎を赤目瀧上高校に送り込み、やじきたコンビと対峙するが、葵上総介の介入により撤退を余儀なくされる。

右の青色の丸枠が雨宮
真ん中下の緑色の丸枠が葵

・草薙樹里杏

私怨を晴らすために雨宮に反旗を翻して影の軍団を去った雨宮派分団長。くせ毛の美少年。ヤジさんの幼馴染＝小学校時代の同級生。イジメられていた樹里杏にとって太陽のように強く明るく優しいヤジさんは今でもあこがれの人。

初登場は「用心棒編・又」の14巻。側近の津田、堤、泊は軍団に残らず、樹里杏と行動を共にする。

「赤目編」では手負いの雪也を名張の黒田で保護し、飛鳥に連れて行く。雨宮を倒すために秦のじいさんの弟子である柳生一族に弟子入りする。修験道部に体を張らせて好いとこ取りし、雨宮から鍵を奪って主人である葵に渡す。

左が樹里杏

【赤目瀧上高校】

・赤目くの一保存会

女子生徒たちがメンバーの忍術保存部。雪也を救出に行くやじきたコンビを助ける。赤目衆に伝わる門外不出の秘宝を守るためにやじきたコンビと共闘する。

・修験道部

赤目忍者の末裔で構成される武人集団。雪也を救出に行くやじきたコンビを助ける。赤目衆に伝わる門外不出の秘宝を守るためにやじきたコンビと共闘する。

・新堀平八郎

修験道部部長。赤目衆に伝わる門外不出の秘宝を守るためにやじきたコンビと共闘する。

・南条

修験道部員。

・咲木（さいき）さくら

やじきたコンビのクラスメイト。やじきたコンビに親切に接する美少女。新堀たちを従えるお頭。雪也を救出に行くやじきたコンビに助太刀する。多胡弥の末裔・瀧矢北斗に仕える。

・黒崎

やじきたコンビと同時期に入って来た転校生。雨宮の手下。気弱な性格で狭霧にアドバイスを求めた後、狭霧のすすめで任務を放棄し、狭霧の知人（秦のじいさん）がいる名張の黒田へ。そこで樹里杏と再会し、樹里杏がいる飛鳥に一時身を寄せる。雨宮のアジトを探すキタさんに味方するが、雨宮に見つかり、恐怖心からキタさんを裏切る。

【その他】

・瀧矢北斗

飛鳥に住む天武天皇に仕えた忍び・多胡弥の末裔。赤目瀧上高校のOB。秘密裡に受け継がれてきた門外不出のお宝（天武天皇の正体を示す歴史的物証）の存在を雪也に明かす。

・飛騨の大場長柄

甲賀の忍びの里の者。狭霧の元世話係。逃亡した狭霧を連れ戻すために雨宮と影の軍団を利用した飛騨の元団長。弱虫の狭霧を里の後継者にふさわしくないと軽蔑していたが、誤解が解けて狭霧と一緒に里に戻った。

「赤目編」では狭霧の従者として登場し、外部の者（玉彦や雨宮一派）から襲撃を受ける赤目瀧上高校の生徒や負傷した千乃介を助ける。現在は狭霧と二人暮らし。

・秦のじいさん

名張の黒田に住む狭霧の知人。伊賀流忍者の祖・黒田悪党の子孫。伊賀の長老。

・高峰櫂

青龍剣の本山に住む盲目の医師・高峰氷翠（「邪剣編」に登場）の弟。老ロイドバークを恨んでいる。初登場は21巻収録の番外編「タイクツ社長の極めてうかつな墓穴」。

玉彦に頼まれて雪也を拉致監禁するが、雪也が逃走。頼まれ事がこんなお粗末で悪趣味なゲームだと知っていたら手伝わなかったと玉彦に捨て台詞を吐いて途中降板→屋敷を張り込んでいたキタさんに雪也の行方を情報提供する。

・瑠璃子姫

キタさんが馬王麿母（宮脇グループの社長令嬢）の紹介で青山の高級ダンス・ラウンジでホストのアルバイトをする様子を描いた番外編「女史の極めて異常な日常茶飯事」に登場した各務沼のお嬢様。玉彦の従姉。

「赤目編」ではお気に入りのキタさんに会うため＆ゲームの成り行きを見守るために玉彦とともに赤目瀧上高校を訪れる。悪さをして墓穴を掘り、キタさんに手刀で気絶させられて人質に取られる。

・大門

フルネームは大日崎佐門。やじきたコンビが最初に通っていた神田の八丁堀高校の生徒。高校3年生。175cm・A型。キタさんの幼馴染。顔に大きな傷がある硬派な不良。「道場破りの大門」との通り名を持つ剣豪。ヤジさんのことは「矢の字」、キタさんのことは「お北」のあだ名で呼んでいる。駅弁・ご当地弁当オタク。

「赤目編」では弁当目当てでバスツアーに参加するが、小次郎たちと校内を探索しているうちに違和感を覚え、ひそかに調査に乗り出す。サバイバル/宝探しゲームの本部を見つけ、雨宮に応戦する狭霧に加勢する。

・津浜小次郎

太郎山高校の生徒。日光で一二を争う剣士。八丁堀の大門と三ヵ月に一度手合わせをしている。

「赤目編」では全校生徒の夢を背負い、バスツアーに参加する。校内を探索しているうちに違和感を覚えながらも、宝探しゲームで三等の松茸をゲットする。

・五木生徒会長

五木仁史。太郎山高校の生徒。優しく朗らかな少年。小次郎の友人。体育館建設を実現すべく、農業だけでなく、有志たちと山の中で酒造りに励む。純朴な人柄でハーディと友情を育む。

「赤目編」では全校生徒の夢を背負い、バスツアーに参加。バスツアー開催中に赤目瀧上高校を訪れたハーディに玉彦の身勝手なふるまいを止めてほしいと直談判するが有耶無耶にされる。その後、小次郎と校内を探索して3等の札をゲット＝赤目産松茸。現金を持ち帰りたいと換金をお願いする二人😊

・奥日光の姫御前

不道明院妖女。その名の通り、妖術の使い手。公家言葉。高校3年生。裏表が激しく、飽きっぽい性格。美しいものを踏みにじりたくなる危ない性癖の持ち主。葵の許嫁。159cm・O型。

「赤目編」ではサバイバルゲームに強制参加させられたやじきたコンビの前に現れる。高みの見物→ラスボスとして立ちふさがる。婚約者の葵とからくり迷路を突破し、最後の扉を開ける。

・鈴虫

姫御前の侍女。飛び糸を操る。サイコキャラだったが、松虫がキタさんにコロッと落ちるとたちまち同調😅

・松虫

姫御前の侍女。鈴虫とコンビ。キタさんにねじ伏せられて熱烈ファンにｗ

・風祭露彦

玉彦の父。妻は神戸の財閥・風祭家当主の娘。

・牛頭丸＆馬頭丸

雨宮のもとに入館料の取り立てにやって来た熊野の虎洞館の使者コンビ。痺れを切らして赤目瀧上高校を襲撃するが、雨宮が偽の埋蔵金騒ぎに踊らされた＝雨宮に大金が渡らないことを悟って退場する。

・貴子姫

フルネームは松平貴子。高校2年生。三葉学園理事長の姪で雪也のイトコ。陰の参謀。気品あるお嬢様。キタさんファン。157cm・O型。

・紅林

関東番長連合幹部。三葉学園の四天王の一人。一体の暴走族を取り仕切るサングラス・リーゼントの不良生徒。やじきたコンビに負け、心酔→二人をあねご呼び。

「赤目編」の前半のエピソードで雪也の護衛に失敗するが、終盤に小鉄の先導で決戦場の赤目瀧上高校に仲間と駆け付ける。

・丹羽鳶丸

三葉学園に通う早乙女派の元密偵。早乙女数馬が関東番長連合の傘下に入ったため、現在は関東番長連合本部に所属。早乙女派時代に緑川に因縁を付けられ怪我を負ったところを小鉄に助けられたことに感謝し、後に捕らえれた小鉄を助けた。

「赤目編」では別室に隔離された雪也を救出できないまま紅林一派と帰って来たため、小鉄に殴られてしまう。

・伊豆の総番の佳那

佳那克巳。駿河北高校の3年生。生徒から慕われる番長。伊豆のほとんどを仕切っている伊豆連合の総番。九頭竜の幹部・隼人とは小学校時代からの良きライバルで友人。雪也の関東番長連合やクイーン軍団とも良好な関係。

「赤目編」の後日談「その後の赤目編」に登場。小田原駅で一乃介・千乃介・狭霧と遭遇し挨拶を交わす。

・桃井鷹史

佳那の弟分。伊豆連合の副長。「用心棒編・又」では転校してきたキタさんが女だと見抜き、バレないように協力した。

「赤目編」の後日談「その後の赤目編」に登場。小田原駅で一乃介・千乃介・狭霧と遭遇し挨拶を交わす。

・中村先生

桜華台高校の卒業生。第二高の数学教師。長身メガネ・独身。生い立ちは不明ながら養子。物語の進展とともに印象が変わる表と裏の顔を持つ人物。アンニュイな必殺仕置き人→正義漢の教師。本田太郎坊の友人。

「赤目編」にゲスト出演。狭霧の身辺調査にきた赤目瀧上高校の修験道部員を発見し声をかける。後日談「その後の赤目編」にも登場。騒動の舞台の一つになったペンションの持ち主が中村先生の親戚。

・勝取詮公（かつとりともきみ）

桜華台高校の第一高の生徒。小鉄の元クラスメイト。カトリセンコー。中村先生は中学時代の家庭教師。空手家。必殺仕置き人。

「赤目編」では狭霧の身辺調査にきた赤目瀧上高校の修験道部員を見咎める→狭霧について質問を受ける。最終章の後日談「その後の赤目編」にも中村先生との絡みで最終ページに登場。


やじきた学園道中記

5/28まで1～4巻無料

左から小鉄、矢島、篠北、雪也

左から篠北、矢島、雪也、小鉄


右上の丸枠：大門

左下の丸枠：ハーディ
右下から二番目の丸枠：貴子姫

巨大な丸枠：奥日光の姫御前
左のピンクの丸枠：紅林一派

右の緑色の丸枠：呉葉
右の青色の丸枠：雨宮

真ん中下の緑色の丸枠：葵

やじきた学園道中記
5/28まで1～4巻無料

やじきた学園道中記スピンオフ 星にききたまえ―Ask The Stars―
5/28まで1巻無料

東から来た男
中村先生と勝取がモデルのウエスタンもの


やじきた学園道中記 分冊版
タイマー無料で143話分無料！