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2022年7月11日月曜日

ひるのつき子『煌めく星の吸血島』あらすじ&ネタバレ感想

作品名 : 煌めく星の吸血島
漫画家 : ひるのつき子
出版  : 祥伝社 (2022/4/8)
ジャンル: ファンタジー
トーン : ほのぼの
試し読み: 煌めく星の吸血島

[あらすじ]
ここはヴァンパイアが人間と共存する「煌星島」。 この島に初めてやってきた明日美はヴァンパイアについて不案内な奉公人。 彼女の幼き主人ルイをはじめとしたヴァンパイアの血を持つ者の心を明日美が持ち前の明るさで照らしていく。 心が優しくなるファンタジー。

[感想]
まだあどけない少年である孤独な主人と新米メイドが少しずつ心を通わせていく過程を人情味溢れる筆致で綴ったほんわか主従モノの吸血鬼ファンタジー。

吸血鬼と人間が共存する治外法権的な空間として架空の日本に存在する小さな島を舞台にしたお話。吸血鬼は洋装、人間は主に和装で建物や文化は和洋折衷。ヒロインの明日美は子供の頃に読んだ絵本でこの島のことを知り、ずっと行って見たいと憧れていた明るく優しい少女。

そんな明日美がとある理由で心を閉ざしてしまった吸血鬼と人間のハーフである美少年ルイのメイドになり、持ち前の明るさと包容力で不器用なルイの心を解きほぐしていくとともに、すれ違っていたルイと家族との絆も取り戻す後押しをしていき・・・という展開。

美少年のルイがツンデレで可愛かったです。ヒロインの明日美は10代半ば、ルイは10歳前後かな?ジブリ作品のような読み心地で恋愛要素は最後にほんのり。可愛くて微笑ましい二人でした。ぜひ二人のその後が知りたいです。続編希望。