
第41話
連載再開巻頭カラー36P!冥府へ誘う禁断のダークファンタジー。リチャードの心に芽生える玉座への羨望。そして、リチャードの秘密を掌握したがるバッキンガム。各々の思惑は歪みを見せるが・・・!?
戦場で自ら指揮をとらず、女と宴に興じてばかりのエドワード王に対して、民衆の不満は次第に膨らんでいた。聡明だった王は"王宮の悪魔”に圧し殺されてしまったともっぱらの噂。
一方、リチャードのもとにはバッキンガムの使者がお詫びと称して、白い豬("白いの")を棒にしばりつけて生け捕りにし、「僕の大切なものを閣下の血肉にしてほしい ジェイムズ・ティレル」と書かれたメッセージカードを添えて置いていく。ギョッとしたリチャードは、縄を解いて、まだ息のある"白いの”を開放する。その頃、バッキンガムはというと、リチャードの恐ろしい身体の秘密を知っていると言いふらしている男を拘束し、その秘密を聞き出そうとしていた。
スコットランドとの戦に出陣するリチャード。ケイツビーは王もバッキンガム公も加勢しない戦にウッドヴィル一族の少数部隊とともに赴くリチャードを側で支えることができない自分の立場に苦悩するが、北方に到着したリチャードは、まずスコットランドのジェームズ王の弟オールバニ公をそそのかして味方につけ、カリスマ的な指揮官ぶりを発揮して、イングランドに所属意識を持つ当地の郷士たちを鼓舞し、スコットランドのジェームズ王をじりじりと追い詰めていく。
城に閉じこもり、和睦を求めてきたジェームズ王を「闘わぬ王は王ではない」と軽蔑したリチャードは、殺す価値もないと捨て台詞を吐いて、大勢の兵士の声援を受けて凱旋する。
凱旋の宴に出席するためにアーマーを脱いで礼服に着替えるリチャードをのぞき見するバッキンガム。リチャードの姿が見当たらないので探していたケイツビ―は、ベスからリチャードは着替えに行ったが、バッキンガムからも同じことを聞かれたと聞き、胸騒ぎを覚えながらリチャードのもとへと向かうが・・・。
3月号に続く


プリンセス 2018年 02 月号 [雑誌]
凱旋の宴に出席するためにアーマーを脱いで礼服に着替えるリチャードをのぞき見するバッキンガム。リチャードの姿が見当たらないので探していたケイツビ―は、ベスからリチャードは着替えに行ったが、バッキンガムからも同じことを聞かれたと聞き、胸騒ぎを覚えながらリチャードのもとへと向かうが・・・。
3月号に続く
