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2018年7月7日土曜日

菅野文『薔薇王の葬列』第42話(月刊プリンセス 2018年3月号)のあらすじ


プリンセス 2018年3月号

第42話
エドワード王が倒れ、混乱する王宮。”未来”を考えなくてはならない事態に皆は・・・!?そして、リチャードの身体の秘密はあばかれてしまうのか!?

バッキンガムは拘束した男からリチャードが悪魔の身体の特徴とされる両性具有の持ち主であり、そのことは悪魔が王族に成りすまし、国を破滅させようとしていることを意味すると告げられ、その事実を確かめるためにリチャードが着替えているところを覗き見するが、決定的な証拠を掴む前にケイツビ―が現れ、エドワード王が倒れたことを告げる。

エドワード王の病状が予断を許さない状況となり、誰が幼い王子の摂政役になるかで王宮内は紛糾し始める。王弟のリチャード派と王妃をはじめとするウッドヴィル派が対立する中で、王妃は前夫が天敵ランカスターの兵士でヨーク兵を殺したことをリチャード派から詰られると、前夫の唯一の形見であるロケットペンダントを皆の前で踏みつけ、現在の自分はイングランドの王妃だと涙ながらに抗議をする。

そのペンダントに見覚えがあったリチャードは、それを拾いあげて、かつて人のよさそうな敵兵を殺したことをはっと思い出す。彼はリチャードが生まれて初めて殺した人間だった。

一方、母(王妃)と叔父(王妃弟)の密談を偶然耳にしたベスは、恐ろしい復讐を母が企んでいることを知る。父であるエドワード王のことも、産まれてきた自分のことも母は憎んでいた。そのことに大きなショックと恐怖を感じるベス。王妃の部屋の前で呆然自失の状態で固まるベスの後ろから、バッキンガムがぬっとあらわれ、ベスに声をかける。

エドワード王がついに死去する。リチャードはバッキンガムにペンダントをみせながら、自分が王妃の前夫を殺したことを打ち明け、もう秘密はないと誓う。弱みになることを自ら打ち明けたリチャードに、バッキンガムは「あんたに全てを賭けた、裏切るな」と告げるのだった。しかし、そのバッキンガムはこっそり王妃側に通じていたのか、王妃にリチャードが前夫を殺したことを告げる。狂気じみた笑顔を浮かべてバッキンガムにお礼を言い、リチャードの捕縛を命じる王妃だが・・・。

4月号につづく

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