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2024年7月2日火曜日

『幽霊城の旦那様』第1巻(読み切り第1話・連載化2話・3話ネタバレ感想【柴宮幸】


花とゆめ (12号)
1話12号・2話13号(2024)掲載

この間の読み切りが好評でさっそく連載化。人気作家さんだから、実際は読者の反応を待たずに読み切りが完成した時点で打診されていたのではないかと思うけど😉

 辺境の地にある知る人ぞ知る幽霊城・シャッテンヴァルトを舞台にしたラブコメ。

王族への不敬罪で死刑になるはずだった強気な令嬢・ミラは、表向きは死んだことにされ、恐ろしい噂が渦巻く幽霊城の主・リハルトに嫁ぐことになって・・・というはじまり。

嫁ぎ先のシャッテンヴァルトは世間の噂通りの幽霊城で、城主のリハルトも美形ながら幽霊か吸血鬼のような雰囲気だけど、どうやら城で唯一の人間!?

 城には善良な霊と悪霊がいて、悪霊の監視に毎日大忙しのリハルト。執事長のヤーデは善良な幽霊。

悪霊を封印できる特別な血筋のリハルトは、悪霊を家族に殺されてからずっと一人で城を護っており、命を削りながら一人で城を維持するのはそろそろ限界に近付きつつあることから、血族を増やすために訳ありのミラが連れてこられたという背景があり、二人の初対面からリハルトがプロポーズするまでの馴れ初めは読み切りに収録。

世継ぎをもうけるという大事な役目を与えられたミラだけど、夜も悪霊の監視に忙しいリハルトにほったらかされたままで不満がどんどん増幅。あきらめて寝ようと思っても、いたずら好きな霊たちが寝室をうろうろバタバタ。もう出て行ってやるとうんざりするミラ。だけど屋敷のいたるところに仕掛けられた罠にかかって捕獲されてしまい・・・w

 2話は悪霊を懲らしめるのに毎日多忙を極めるリハルトがミラのためにオフ日を設けるエピソード。夫婦の仲を深める日と称して深夜の仕事を切り上げて添い寝していたリハルトだけど、目を覚ましたミラはリハルトのホラー顔に絶叫!😆

変人タイプで優しさが伝わりにくいリハルトだけど、ミラの不満を知ってすぐにフォローするところにグッときました。本当は懐が大きく頼りになる男性というのが伝わってきてホクホク。 続きが楽しみです。



花とゆめ (12号)






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