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2012年9月30日日曜日

嶋木あこ『トリプルKISS』全2巻ネタバレ感想


作品名 : トリプルKISS
漫画家 : 嶋木あこ
出版  : 全2巻
ジャンル: 学園モノ 恋愛 三角関係
トーン : コミカル シュール
試し読み: トリプルKISS

[内容紹介]
月刊少女漫画雑誌『Cheese!』(小学館)2007年11月~2008年6月号に連載された作品。単行本全2巻。

[あらすじ]
いい子にしてたら、きっとまた会える- そんな初恋の人との約束を守り続けてる雪乃の前に、ある日現れた男の子・三枝くん。 超美形の彼はなぜか、雪乃の過去を知ってるみたい!? ところがそこに、もう一人のイケメンくんが・・・!?

[感想]

あらすじから推測して、ヒロインが一目惚れした転校生こそ、ずっと忘れられなかった初恋の人で、お互い変わらぬ気持ちを確かめ合って、めでたく結ばれるお話かと思っていたのですが・・・そこは嶋木あこさん、一味違う展開が待っていました。

↓ネタバレ注意

妄想癖があり、ミーハーでちょっと抜けているヒロインが、初恋の男の子との再会を夢見つつも、転校してきた美男子に一目惚れするところからスタート。

その転校生は美形なのになぜか自身をブサイクだと思い込み、学校では己の顔を覆い隠すように前髪をぼさぼさに伸ばして挙動不審なふるまいをしてヒロインを戸惑わせるのだけど、そんな彼がご主人様として仕えるイケメンくんの登場で奇妙な三角関係へと発展していき・・・。

このご主人様こそ、ヒロインの初恋の人だったことが判明。

登場人物が皆、どこかしら突飛というか、それぞれがなんだかあらぬ方向にひとりで突っ走っていく傾向があり、いまいち彼らの言動に共感しにくいのですが、ストーリーがなかなか凝った作りで猪突猛進型のキャラたちが繰り広げるドタバタ恋愛劇という意味では予測不能な面白さがありました。

個人的には両想いの二人の間に無理矢理割って入ろうとする当て馬・光がみせる、飄々とした態度とは裏腹の内面の混乱ぶり、いとこへの愛情とヒロインへの恋愛感情が入り乱れてどうしもようなくなった彼の暴走、二人への止まらない執着が、ヒロインたちの恋愛事以上に興味をそそられました(笑)


トリプルKISS


トリプルKISS 2




【単行本】

トリプルkiss 1 (フラワーコミックス)
いい子にしてたら、きっとまた会える- そんな初恋の人との約束を守り続けてる雪乃の前に、ある日現れた男の子・三枝くん。 超美形の彼はなぜか、雪乃の過去を知ってるみたい!? ところがそこに、もう一人のイケメンくんが・・・!?


トリプルkiss 2 (フラワーコミックス)
子供の頃に出会った初恋の人に再会することを夢見てた雪乃(ゆきの)。そんな彼女が転校生の三枝(さえぐさ)くんに心を奪われちゃった 。ところがそこに初恋の人が…!? 二人の男の子の間で揺れ動く雪乃。彼女の恋の行方は…!?急展開のトライアングル・ラブ、ドッキドキの完結巻!!



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