
作品名 : | お伽もよう綾にしき |
漫画家 : | ひかわきょうこ |
出版 : | 単行本全5巻+続編連載中 |
ジャンル: | ファンタジー 時代もの 恋愛 |
トーン : | ほのぼの せつない |
関連作 : | |
試し読み: |
[初出情報]
『LaLa』(白泉社)2004年2月号~『メロディ(MELODY)』(白泉社)2008年12月号に連載。続編は『メロディ(MELODY)』2009年8月号~。単行本は花とゆめコミックスから全5巻、続編既刊3巻。
[内容紹介〕
人里離れた庵で育った身寄りのない鈴音は、もののけを出してしまう不思議な力を持っている。しかし鈴音は、幼い頃に父親代わりになってくれた亡き新九郎の教えを守り、この力を抑えて平穏に暮らしていたが…!? 鈴音と新九郎のふしぎの恋草子&冒険絵巻★
[感想]
ファンタジー要素が加味された歴史モノ。子供の頃、父親代わりになってくれたお侍さんとヒロインが再会するところから始まる冒険譚。
控え目で心優しいヒロインと、無口なととさまが、10年ぶりに再会し、恋愛対象として意識しあう展開。11歳年の差CPかと思いきや、ととさまは当時のまま。
ととさまの”時”はあのときからずっと止まったままだったんですね。
その辺のいきさつもドラマチックで面白かったです。
名脇役のおじゃる様(キツネ)もお気に入りのキャラ。
お偉方から物の怪退治を仰せつかったヒロイン(鈴音)をなんだかんだで全力で助けてくれるととさまそっくりの物の怪。
続編も出ています。夫婦になった2人が、ふたたび物の怪退治に出発。気を抜くと、ついつい「新九郎さん」ではなく、「ととさま」と呼んでしまう鈴音が可愛い。おじゃる様との交流が続いているのも嬉しいですね。
未読の方はぜひぜひお試しあれ。








お伽もよう綾にしき 第1巻 (花とゆめCOMICS)
①人里離れた庵で育った身寄りのない鈴音は、もののけを出してしまう不思議な力を持っている。しかし鈴音は、幼い頃に父親代わりになってくれた亡き新九郎の教えを守り、この力を抑えて平穏に暮らしていたが…!? 鈴音と新九郎のふしぎの恋草子&冒険絵巻★
②血が繋がらぬ新九郎を「ととさま」と慕っていた鈴音は、彼が遺した笛から新九郎瓜二つの妖怪・おじゃる様を呼び出し難を逃れる。時折、おじゃる様に新九郎の影を感じる鈴音だが、果たしておじゃる様は新九郎なのか!?
③おじゃる様の中に新九郎の意識が眠っている確信を得た鈴音。しかし修験者・現八郎と彼の妹・八重によっておじゃる様を呼び出す笛の音を奪われる――!!
④妖鬼・八重の強大な妖力に絶体絶命の新九郎! そこに起きた奇跡とは…
⑤迫り来る妖鬼・黄船操る敵の大軍に、鈴音・新九郎・現八郎・おじゃる様が力を合わせて立ち向かう。大いなる戦いの決着が、今――不思議な少女・鈴音が紐解く恋の冒険絵巻、ここに大団円!!
続編①
お伽もよう綾にしきふたたび 第1巻 (花とゆめCOMICS)
お伽もよう綾にしき ふたたび 2 (花とゆめCOMICS)
京を目指す鈴音と新九郎は、道中物の怪に襲われ離れ離れなってしまう。河童の子ども・青藻から、化け物からお姉ちゃんを助けるため奔走したことや、心の支えだった仏様を焼失した事を聞き、力になろうとする2人。しかし今までにない強大な敵がすぐそこに迫って・・・
お伽もよう綾にしき ふたたび 3 (花とゆめCOMICS)
妖魔の手から、伊摩の国を再び守った鈴音と新九郎!時は遡り、新九郎が六つの頃。家族を失い、侍女・竹野と共に暮らしていた新九郎は、修験者・正験と出会う!竹野との別れや、現八郎との日々…様々な過去を経て、新九郎が得たものとは!? 過去編突入!! 第3巻登場!