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2013年10月12日土曜日

細川智栄子『王家の紋章』雑誌2013年9月号あらすじ


月刊 プリンセス 2013年 09月号 [雑誌]

愛する人が戻らないー不安に身を震わせるキャロルに、刻一刻と魔の手が忍び寄る・・・!!

安否不明のメンフィス一行の捜索に出かけたウナスやミヌーエ将軍から、いっこうに知らせが届かない。
不安に胸が押しつぶされそうになるキャロルを気遣い、テティや女官たちは腕によりをかけて、美味しそうなお菓子を作り、ことさら明るく振舞う。そんな彼女たちの気遣いに励まされるキャロルだった。

メンフィス不在のすきに王位を乗っ取ろうと企むネバメンは、視察を終えると、真っ先に奥宮殿に住まうキャロルのもとを訪れ、摘んだ花を恭しく差し出し、心からキャロルの心痛をいたわるがごとく振舞い、女官たちの信頼を集めることに成功する。 しかし、キャロルだけはギラギラした目をしたネバメンに対して警戒心を解くことができないでいた。

一方、エジプトに潜伏中のトラキア王国のシタルケス王子は、キャロル暗殺計画を実行に移すため、少人数の兵士をつれ、ナイル川を引き入れれる水路からこっそり奥宮殿へと忍び込む。

「探せ!気づかれるな、眠っている姫を一刀のもとに斬り殺し脱出ぞ。おお、見つけた、美しい寝室!あれだ」

キャロルの寝室に忍び込み、妹・タミュリス姫の恨みを晴らさんと、勢いよく寝台に剣を突き刺すシタルケスだが・・・そこにキャロルの姿はなかった・・・。次の瞬間、続きの間にいたキャロルが男たちの乱入に気づいて、悲鳴をあげる。

近づいてくるシタルケスに怯えて、そばに置かれていた花瓶を投げつけるキャロル!それが命中し、うずくまるシタルケスをみたキャロルは、はっとした様子で「あなたは・・・工事現場で怪我をした・・・」と恐る恐る近づいていく。

「ま、まさか、そなたは工事現場にいた水汲み女のハピか」

驚愕して大声をあげるシタルケス。その声を聞き、テティがすっ飛んできて「くせものー!!!」と叫ぶの聞き、シタルケスは慌てて退散する・・・。



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