月刊 プリンセス 2014年 02月号 [雑誌]
シタルケス王子に二度も命を狙われたキャロル。不安な気持ちを隠し、気丈に振る舞おうとするけれど・・・!?
イムホテップ宰相は、キャロルを狙った犯人は前回から間をおかずに動いていることから同一犯に違いないとみたが、犯人に関する手かがりはまったくつかめないでいた。しかし、キャロル本人は犯人に見覚えがあるようで・・・。
「トラキアの商人がわたしを殺そうとしたの。工事現場で足を怪我したあのトラキアの商人が・・・」
その言葉にルカははっとする。山岳の国トラキア・・・もしやシタルケス王子が?!暗殺者はタミュリス姫の兄か・・・。 しかしエジプト王妃の命を狙う理由は・・・?
ミノア王国の王太后からキャロルに書状が届く。夏の離宮への招待状だ。キャロルは、メンフィスが出発する前にお断りしたのに、また招待状が届いたと困惑する・・・。