プリンセス 2016年 06 月号 [雑誌]
ついにメンフィスと再会したキャロル。だが、タヌト妃の狡猾な策略に厳しい戦況が続き・・・!?さらに砂塵の中、謎の軍勢が襲来し・・・!!?
キャロルを腕に抱くメンフィスを二重三重にヌビア兵が取り囲む。衰弱して自力で歩けないキャロルは、メンフィスの足手まといになっていると感じ、自分を置いて脱出してほしいと必死に訴えかけるが、メンフィスが頑として受け付けないでいるところへ、ヌビア兵がいっせいに襲い掛かってくる。キャロルが重傷を負い、ヌビア兵がさらなる攻撃をかけようとしていているとき、砂塵のかなたから多数の馬のひづめの音が響いてくる。ヌビアの援軍かと青ざめるメンフィスたちだったが、近づいてくるにつれて見覚えのあるシルエットが見えてきて、彼らがホルス将軍率いるエジプト軍であることが判明。ほっと胸をなでおろすメンフィスたちだった。
多勢のエジプト軍の襲来により、戦況は一変。 タヌト妃は身の安全を図ることが先決だと進言され、憤懣やるかたない様子で引き下がっていく。ちょうどその頃、アマゾネスのヒューリア一行もキャロルを助け出すために戦乱の地に駆け付けていたが・・・。7月号に続く。