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2016年8月17日水曜日

高尾滋『マダム・プティ』第1巻~7巻ネタバレ感想


作品名 : マダム・プティ
漫画家 : 高尾滋
出版  : 既刊7巻
ジャンル: 明治時代 サスペンス
トーン : せつない シリアス
試し読み: マダム・プティ

[内容紹介]
『別冊花とゆめ』(白泉社)にて2012年6月号より連載中。単行本既刊7巻。

[あらすじ]
時は1920年代末。16歳の万里子は父の借金を返済してもらうのとひきかえに、幼少時からの憧れで、30歳も年上の俊と結婚、オリエント急行の旅に出る。しかし翌朝豪華絢爛な車中でインド人青年のニーラムらと出会った翌朝、思いがけない悲劇が万里子を襲う……!

[感想]
冒頭のほんわかした雰囲気から可愛らしい年の差婚のお話かと思いきや、思いもよらぬ形でとつぜん幸せが音を立てて崩れていくという、まさかのサスペンスな方向へ。

ヒロインが出立早々に未亡人になってしまう?!という衝撃の展開。先の読めない緊張感と繊細かつ丁寧な心理描写とが合わさって、まるで映画を観ているような躍動感あふれるストーリーに仕上がっています。

どんな困難に直面したときでも、自分らしさを失わずに試練に果敢に立ち向かうヒロインの真っ直ぐな生きざまが魅力的。謎の男との出会いがヒロインの旅をより一層スリリングなものにしており、この先の展開に期待が膨らみます。



マダム・プティ 1


マダム・プティ 5


マダム・プティ 7



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