3月号・4月号は休載。
急ぎナイルを渡るメンフィス一行は激流に飲まれて舟が大破し、水中に投げ出されてしまう。一方、テーベの都でも事件が勃発し・・・!?
なんとか川岸にたどり着いたメンフィスたちは、その土地を治めるクーマ族の手荒い歓迎を受ける。ほどなくして、ホルス将軍からの知らせを受けたナフテラ女官長が医師と大勢の兵士を引き連れて駆け付け、具合の悪いキャロルに治療をほどこす。意識が混濁状態のキャロルに口移しで薬湯を飲ませるメンフィス。
新しい舟の準備ができると、すばやく乗り込み、テーベの王宮を目指す一行。一方、テーベの都では、ナイルの姫君が重体との噂が広がり始める。ネバメンは自分に何も告げずにキャロルや重臣たちが次々と王宮から抜け出し、メンフィスのもとへ向かったことにご立腹の様子だが、そんなネバメン=へネタスが王宮から出てくるのを今か今かと見張り続ける、かつての脱獄仲間の姿があり・・・。