※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

このブログを検索

2018年9月24日月曜日

すもももも『亡国のマルグリット』第2話あらすじ&感想(『月刊プリンセス』2018年8月号)


プリンセス 2018年8月号

クリストフの息子二コラとして生きるマルグリット。謎の美少年ルネと出会ったことで・・・!?魅惑のヨーロピアンファンタジー第2話。カラー口絵&36P

追いかけてきた男たちが、外で水汲み中のルネに襲い掛かる。マルグリットは、ルネだけを拉致しようとする男たちに桶を投げつけ、男の一人が落した剣を拾って必死に応戦する。慌てて駆け付ける怪我人のレオ。そんな二人の前に立ちふさがり、下がっていろと静かに告げるクリストフ。1人で5人の男をコテンパンにやっつけるクリストフに驚きを隠せないレオとあっけにとられるマルグリット。

村で起こったことは村で裁くのが決まりだ、全員ついてこいと一喝するクリストフに恐れをなした男たちは、ルネが腰につけていた袋の中身を確認してもぎ取って逃げていく。お気に入りの鉱石を取られたと悲嘆にくれるルネ。

深夜、傷口が開いたのか、レオが高熱を出す。自分のせいで無理をさせてしまったと自責の念に駆られるルネ。そんなルネを励まし、レオは体力があるから心配するなといたわるクリストフ。

翌朝、レオの熱が下がり、すっかり明るさを取り戻すルネ。マルグリットが目を覚ますと、家じゅうがぴかぴかに輝いている。あまりの非現実感に自分の目を疑い、目をごしごし。そんなマルグリットに、とびっきり爽やかな笑顔でルネが挨拶し、お世話になっているので、せめてもの恩返しに家事をさせてもらったと説明する。朝食を準備中のヤンは、女手がないので大助かりだと喜ぶ。家事全般が不得意のマルグリットは後ろめたそうに下を向くw

女子力では到底ルネにかなわないマルグリットだったが、薪の割り方も知らないルネに、ちょっと得意げに指導する。そんな二人の様子を見て、笑みを浮かべるクリストフ。

その日、ルネはヤンとマルグリットたちと一緒に畑へ向かい、慣れない農作業にへとへとになって戻ってくる。ルネが畑仕事をしたと聞いたレオは、役に立ったのかとびっくりした様子。

翌日、川まで洗濯に出かけるマルグリットとルネとヤン。洗濯物を運び終えたヤンは、少しさぼって、川のほとりに寝転がっているレオと雑談。レオは、クリストフが先日見せた戦闘能力の高さに、ただの農夫とはとても思えないと口にする。

ヤンの話によると、クリストフはセルニア国王直属の元騎士でヤンはクリストフの従卒だったが、14年前にロレンディア王国に侵略されて主を失ったことでクリストフは騎士の身分を捨てたのだという。今住んでいる土地一帯の領主でもあったが、封土を返還して一介の農夫になったのだそう。話を聞いていたマルグリットが、レオも騎士なのかと聞くと、レオはなぜか明言を避け、そんなものだと曖昧に答える。

洗濯中のマルグリットとルネをよそに、水浴びがしたいと言い出したレオは、下着一枚になって川に飛び込び、ルネも来いと誘う。遠慮しておくというルネ。すると今度は、マルグリットに水泳で競争をしようと誘う。無理だと慌てて拒否するマルグリットに、さっさと脱げ、と脱がしにかかるレオ。慌てて止めに入ろうとするヤン。背中に傷痕があるからと、しどろもどろになりながら拒否するマルグリットに、そんなもの勲章だ、となおも脱がそうとするレオ。すると、ルネがさっと二人の間に入って、レオの手を掴み、厳しい口調で、ダメだよと一喝する。

「誰にだって、踏み込まれたくない領域がある」

ルネに諭され、悪かったと謝るレオ。競争なら俺が代わりに受けて立つぜと、ヤンがフォローに回る。ヤンとレオは川の中へ。まだ肌寒いのによく泳ぐ気になれるよね、と元気な二人を見送るルネ。あんな厳しい顔もするんだと驚嘆して、じっとルネを凝視するマルグリット。あらためて間近で観察すると何て美しい人なんだろうと見惚れてしまう。そんなマルグリットの頭にそっと花冠を載せるルネ。助けてくれたお礼の気持ちだと。男が花冠なんてと顔を赤らめるマルグリットに、自分はこういうのしか作れなくて、と言いながら、マルグリットの手をギュッと握りしめて、親切にしてくれて本当に感謝していると、お礼を言うルネ。

9月号につづく

今回はルネの可愛さが爆発!なんなのこの可愛い生き物は。第1話の感想で、マルグリットとルネが恋に落ちる展開はイメージが湧かないと書きましたが、いえいえ、撤回します!

すももももさんといえば、身長差カップル、ヒロインの相手役は男らしいキャラという先入観があり、ルネは友人キャラかなぁと思っていたんですが、第2話で見方が変わりました。ルネは、単なる天然キャラではなく、内に秘めた強さがあったんですね。女の子みたいに可愛いけども、それだけじゃない不思議な魅力とオーラがある美少年。

さりげなく花冠を渡すだなんて、ルネはマルグリットが女の子であることに気づいているのかな。そして、顔を赤らめるマルグリット。ほのぼのと良い雰囲気。これは恋なのかな?少なくともマルグリットの方は意識している気がするのだけれど。

二人のロマンス、俄然見たくなってきました。むしろ、ルネが相手じゃないと困るぐらいに愛着が湧きはじめています。ヤンやクリストフとのやりとりにもほっこり。


亡国のマルグリット

1巻は期間限定で無料になったり、48時間100円レンタルになっていることがあるので定価で買う前に要チェック。

すもももも作品 期間限定無料:亡国のマルグリット 第1巻 他







ブログ