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2019年8月24日土曜日
すもももも『亡国のマルグリット』第6話あらすじ(『月刊プリンセス』2019年1月号)
亡国のマルグリット 2
ロレンディア王妃が出席する仮面舞踏会にルネたちと参加したマルグリットは、王妃とルビニア伯の逢引を偶然目撃する。真珠のネックレスの件で動揺するマルグリットをルネが広間から連れ出し、別室で気持ちを落ち着かせていたところ、ルビニア伯と王妃が入ってくる。
あわてて調度品の後ろに隠れる二人。 王妃の手に接吻し、愛をささやき始めるルビニア伯。ギョッとしたマルグリットが隣をみると、ルネが冷や汗をかいてひどく具合が悪そうにしていて・・・。
気を失いそうになるルネを間一髪支えるマルグリット。重みでぎしっという音が出てしまい、再びピンチに。怪訝そうな表情を浮かべながら調度品の方へと歩き出すルビニア伯。顔面蒼白になるマルグリット。するとそこにサフィロス伯が王妃を呼びに来て事なきを得る。二人を助けるためにレオがサフィロス伯をけしかけたらしい。
それからしばらくしたある日のこと、マルグリットが働くエステルの酒場では怪盗ジルベールが話題に。お金持ちの高級品ばかりを盗む仮面男なのだという。
その日は酒場にレオだけがやってくる。様子がおかしかったルネを心配するマルグリット。今は金細工師の親方と二人でもくもくと作業に打ち込んでいると話すレオ。領主館で真珠のネックレスのことで取り乱したマルグリットのことを黙って慰めてくれたルネ。私もなにか彼の力になれたらいいのにと思うマルグリット。
レオからの依頼で王妃の装飾品の修繕を頼まれた親方の護衛として、ルネたちと領主館に再び出向くことになったマルグリット。そこで依頼品の中にあの真珠のネックレスがあることに気づいたマルグリットが目を凝らしてみると、母の真珠とは色合いが違っていることに気づき・・・。
マルグリットの指摘をルネが親方に伝えるが、親方は職人として請け負った務めを果たすだけだと厳粛な態度で告げる。
翌日、買い出しから戻る途中のマルグリットは、親方とルネたちが王妃の首飾りを盗んだかどで連行されていくところを目撃する。居ても立っても居られず、領主館までやってきたものの警備が厳重で中に入れることができない。おろおろしながら植え込みから館内の様子をうかがっていると、女性の使用人がマルグリットに気づいて叱責する。どうやら新人と間違われたらしく、訝しがられることなく、中に入ることに成功する。
軟禁中の侍女ジャン・マリーに食事を運ぶ役目を仰せつかるマルグリット。この侍女が窃盗事件に絡んでいたようで、サフィロス伯の騎士タンジェリスのもとへ手紙を届けるように命じられるが・・・。
つづく
亡国のマルグリット 2
単行本の2巻が出ました(第5話~8話収録)