
エジプト風の冥界を舞台にしたファンタジーラブストーリー。
生きたまま冥界に迷い込んだヒロインのメリトは、人間世界に戻るために人間姿(ケモ耳)になる呪いをかけられたアヌビス神の呪いを解くために奔走中。
アヌビスの神殿で暮らし始めたメリト。望郷の念に駆られながらも、ぶっきらぼうだけど優しいアヌビスに惹かれていく様子が甘酸っぱく描かれています。
レギュラーの脇役は、アヌビスの義弟で幼い天使姿の天空神・ホルスと、知恵の神トト。今のところ、三神の関係は良好みたいで、トトのアドバイスでアヌビスがメリトを冥界の市場に連れていき、メリトとの間でほのぼのとしたやりとりが繰り広げられます。
最後に悪役が登場したところで第6話へ。
謎の神様は暴神・セト。アヌビスを苦しめるためにメリトを攫ったセトは、人間界に帰るか、冥界で殺されるか二者択一を迫り・・・。
アヌビスの指示で鳥に扮したホルスが様子を見に来てくれます。
ホルスによれば、セトは誰もが崇拝する兄・オシリス神と比較されて性格がひねくれてしまったらしい。もともと悪しきものをつかさどる神でもあるのだとか。
ちなみにオシリス神はホルスの父。
エジプト神話のはじまりは天の神ヌウトと血の神ゲブ。その二人の間に生まれたのがイシス、オシリス、セト、ネフティスの四神。
ホルスの父オシリスは妹・イシスを妻にし、セトも妹のネフティスを妻にしたが、ネフティスはオシリスの子を産み、その子がアヌビスだったという相関図。
それでオシリスとアヌビスを憎悪しているということなんですね。