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2022年8月9日火曜日

長池とも子『メディチと薔薇の娘』あらすじ&ネタバレ感想


作品名 : メディチと薔薇の娘
漫画家 : 長池とも子
出版  : 電子書籍:コンパス (2022/3/17)
紙書籍:秋田書店 (2019/5/16)
ジャンル: 歴史モノ 西洋
トーン : ほのぼの せつない
関連作 : ロレンツォ
試し読み: メディチと薔薇の娘

[あらすじ]
ルネサンス期のイタリア、花の都・フィレンツェを統治するのは“豪華王”の異名をもつロレンツォ・デ・メディチ。その姪である15歳の少女・ローザは好奇心旺盛がゆえに、メディチ家の事件に巻き込まれていく…!実力派作家・長池とも子が描く、恋と芸術が織りなすロマンティックストーリー。

[感想]

表題作全2話(「春騒動」「豪華王のカメオ」)+前後編(「薔薇の秘密」)収録。

中世ヨーロッパを舞台にメディチ家の当主・ロレンツォと15歳の姪・ローザにまつわるお話を恋愛・家族愛・ミステリー要素を交えながら描いたお話。 

古い作品のスピンオフだそうです。記憶力が抜群で好奇心旺盛なヒロイン。

「春騒動」ではローザがメディチ家の別荘で叔父である黒髪セミロングの美形・ロレンツォと久しぶりに再会して交流が深まっていく様子をミステリー要素を絡めながら描いており、次の「豪華王のカメオ」ではギフテッドと思しきローザが成り行きでロレンツォのプライベートの悩みを解決するために協力するエピソード、最後に収録されている前後編「薔薇の秘密」はローザの出生の秘密とロレンツォの秘めた想いが明かされます。

「春騒動」には脇役でボッティチェリが出てくるなど、実在の人物をモデルにした魅力的なキャラクターが多数出てきますが、惜しむらくは一つ一つのエピソードが短かったこと。

ローザと豪商子息のリナルド・パッチェッリとの恋の行方やロレンツォとの関係もあやふやなまま終了したので物足りなさが残りました。



メディチと薔薇の娘



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