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2024年6月16日日曜日
『王家の紋章』第28巻ネタバレ感想【細川智栄子】
王家の紋章 28
古代編の続き。意識が混濁したキャロルがテレパシーでキャロルの捜索を続ける家族とアフマドたちの様子を受信するという形で現代の様子も少しだけ。
ハサン再登場。この人はここぞというときにいつも良い仕事してくれるキャロルにとって守り神のような存在。今回も脱出の際に力を貸してくれているけど、あと少し早かったらなぁ...😢
大きな悲しみを抱え、メンフィスと再会を果たすことになるキャロル。
塩の海の神殿を占拠したアイシス一味のナクト将軍に騙されて神殿に引き入れられたキャロル一行は、地下牢でナフテラ女官長たちと涙の再会を果たすが、無事に脱出するための打開策が見つからず、危機的状況に。
そんな中、ラガシュ王が神殿に到着。地下牢に閉じ込めたエジプト人の中にキャロルがいることを知ったラガシュ王は、今宵の宴に出席せよとキャロルを呼び出して・・・。
罠ですとキャロルを必死に引き留めようとするウナスとナフテラ。それでも行くしかないと意を決するキャロル。逆らって皆殺しになるくらいなら、少しでも時間を稼いで何とか脱出の機会をつかもうと考えたキャロルは、ラガシュ王たちを引きつけている間に脱出手段を見つけてほしいとウナスたちに指示を出し、ナフテラと侍女を連れて宴の席へ。
憎々し気にキャロルを睨みつけるアイシスのかたわらで、キャロルとの再会を喜ぶラガシュ王。アイシスの思惑に反して、ラガシュ王は未来が読めるナイルの姫を死なせるのはもったいないと思っている様子。
ここでハサンが意味ありげに登場し、期待感を演出。エジプト入りしたラガシュ王を不信に思い、あとをつけてきたハサンと一緒についてきたカレブ。いつも足を引っ張る日和見主義のカレブがいるのが少し心配ではあるけど、そこにキャロルの行方を追っていたミノアのユクタス将軍まで姿を現したことで一気に形勢逆転!...かと思ったら、その前に起きてほしくない悲劇が...😱
ラガシュ王の態度にイライラを増幅させるアイシス。さらにキャロルとナフテラのやりとりを注意深く観察していた侍女アリからキャロルが妊娠していると告げられたアイシスは、恐ろしい形相になり、即座にキャロル殺害をアリに命じて・・・。
(キャロルは敵側に妊娠を勘付かれないように隠していたのに、途中でつわりの症状に気づいて随喜の念が顔に出てしまうナフテラ。敵に囲まれた状況であの満面の笑顔は迂闊すぎる😓)
突然目の前に放たれた獰猛な獣(黒豹?)に追いかけられたキャロルは、追いつめられて高い塔から海に転落!
キャロルを庇って獣に襲われたナフテラも、キャロルを助けるために海へ飛び込み・・・。
ウナス、ルカも海に飛び込み、キャロルは一命を取り留めるが...。三日後に地下牢で意識を取り戻したキャロルは流産したと知って慟哭。
ここでようやくユクタス将軍率いるミノア海軍が地下牢に到着。バビロニア軍の監視の目を潜り抜け、海を泳いで地下牢の格子窓からウナスたちに話しかける将軍。ナイルの姫が病床の王のもとへおいでくださると約束くだされば、命をかけてお救い申すと。
衰弱していくキャロルを心配したウナスたちは、藁にもすがる思いでユクタス将軍の申し出を受けることに。
その頃、ラガシュ王は無断でキャロルを海に落としたアリに激高。諸外国が喉から手が出るほどにほしがる叡智あるナイルの姫を死なせるのはあまりにもったいないと口惜しそう(そう言いながら、瀕死のキャロルを地下牢に放置したままなのだけど...😥)
同じ頃、エジプト王宮ではリビア国内で皇太子が暗殺者に襲われて重体との一報が入り、リビア王がカーフラ王女を連れて帰国することに。帰国を渋っていたカーフラ王女だけど、異母弟である皇太子が死ねば、次の王はカーフラになると侍女にそそのかされて嬉々として帰国の途に。(リビア女王となって)きっと帰って参りますので待っていてくださいませとメンフィスに告げて去って行くカ―フラ。
ミノア海軍が神殿への攻撃を開始。神殿の背後の崖から巨大な岩石が次々に落下して神殿の天井が破壊され、灯火が倒れで火災が発生。ラガシュ王たちがパニックに陥っている間に地下牢の鉄格子を破ってキャロルたちを救出するミノア兵たち。
ユクタス将軍率いるミノア海軍に守られながら神殿から遠ざかるキャロル一行。バビロニアの追手をから逃れ、洞窟を抜けるとハサンが用意してくれていた馬に乗り、待機中のミノアの軍船でテーベを目指すことに。
その頃、エジプト王宮ではミノアの軍船が闇の中、音もなく接近しているとの一報が入り、ミノア海軍が奇襲を仕掛けてきたと勘違いしたメンフィスは、ナイル河口に配置した全軍に戦闘態勢に入るように指令を出し、自らもただちに出陣。
互いの素性を知らないメンフィスとユクタス将軍が危うく戦闘になりかけるが、ウナスたちが慌てて駆けつけ、メンフィスとキャロルの再会がようやく実現!✨
キャロルが船に乗っていると伝えられたときのメンフィスの反応が後半の見どころになっています。感情を爆発させながら、寝ているキャロルのもとに駆け付けるメンフィス!
衰弱したキャロルは意識がなく無反応。しっかりいたせと声をかけながら愛する妻にそっと寄り添うメンフィスの頬キスシーンが最後に見れたところで次巻へ。
『王家の紋章』単行本&雑誌連載 ネタバレ感想の一覧はこちら
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