※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

このブログを検索

2024年7月23日火曜日

『亡国のマルグリット』第2巻ネタバレ感想【すもももも】


亡国のマルグリット 2

収録内容:
第5話~8話
イラスト入りあとがき1P
カバー下おまけ「蔵出し設計画」2P

衛兵から逃れようとして脇道から大通りへ走り抜けたマルグリットは、王妃の行幸中の馬車の前に行く手を阻む形で飛び出してしまい・・・。

 追いかけてきた衛兵たちに取り押さえられるマルグリット。ルナリアの残党で逃げた男の仲間を捕らえたと護衛官に報告する衛兵たち。すると馬車の中から王子の声が。その者が賊である証拠がないことから釈放するように命じる王子。本来なら行く手を阻むだけで不敬罪になるところを鶴の一声で救われるマルグリット。

 馬車の中。王妃と対面で座っているのはやはりルネ。王子が口を出すなんて珍しいと話しかける王妃。無関係の者を巻き込みたくないだけですと仏頂面で返答するルネ。

その夜、マルグリットの働く酒場では逃亡中のルナリアの元騎士に多額の懸賞金がかけられている話題でもちきりに。そこまでして男を消したがるルビニス伯はよほど都合の悪いことを知られているのだろうと噂する客たち。

酒場から身を寄せている親方宅に戻るルネとレオ。なんとそこにいたのはお尋ね者の負傷したルナリア人。人の好い親方が匿っているのだとか。そのことをマルグリットに話すべきかルネに相談するレオ。

マルグリットは自分からあの男をかばったように見えるから教えてあげた方がいいのではないかと思ったと。ルネはこの件にマルグリットを巻き込みたくないのか、あまり伝えたくない様子。マルグリットのことだから自分たちを助けたように困っている人を見捨てることができずに手をかしただけかもしれないよと返答するルネ。

 仕事がお休みのある日、ルネとレオから市場に連れ出されたマルグリットは、そこでルネたちの友人たちと遭遇し、領主館で開かれる仮装パーティに潜入しようと誘われ、半ば強引に連れていかれることに。

仮装パーティにはロレンディア王妃とルビニス伯も参加。マルグリットはロレンディア王妃のつけた豪華なルナリア産の真珠のネックレスを目にした途端、衝撃を受けてよろめき始め、ふらふらと王妃の方へ歩いていこうとするマルグリットを目にしたルネがあわてて止めようとするが・・・。

あきらかに様子がおかしくなったマルグリットの腕を引っ張り、外(他の部屋)に連れ出すルネ。あの真珠はマルグリットの母親が持っていたもの。曾祖母から代々譲られてマルグリットが受け継ぐはずだった大切な真珠。 言葉にできずに「真・・珠」とだけつぶやき涙するマルグリットをそっと抱き締めるルネ。

 マルグリットが落ち着きを取りもどし、二人が部屋を出ていこうと動き始めた次の瞬間、ルビニス伯に付き添われて王妃が入ってきて・・・。

あわてて調度品の後ろに隠れる二人。 王妃の手に接吻し、愛をささやき始めるルビニス伯。ギョッとしたマルグリットが隣をふと見ると、ルネが冷や汗をかいてひどく具合が悪そうにして・・・。

 気を失いそうになるルネを間一髪支えるマルグリットだけど、重みでぎしっという音が出てしまい、再びピンチに。怪訝そうな表情を浮かべながら調度品の方へと歩き出すルビニア伯。顔面蒼白になるマルグリット。次の瞬間、サフィロス伯が王妃を呼びに来て・・・(二人を助けるためにレオがサフィロス伯をけしかけた模様😉)。

 それからしばらく経ったある日、マルグリットが働くエステルの酒場では怪盗ジルベールが話題に。富裕層の高級品ばかりを盗む仮面男なのだという。 その日はレオだけが来店。様子がおかしかったルネを心配するマルグリット。今は金細工師の親方と二人でもくもくと作業に打ち込んでいると話すレオ。

領主館で真珠のネックレスのことで取り乱したマルグリットを黙って慰めてくれたルネ。自分も何か彼の力になれたらいいのにと思うマルグリット。するとレオが思わぬ依頼を。

王妃の装飾品の修繕を頼まれた親方の護衛として、ルネたちと領主館に再び出向くことになったマルグリット。そこで依頼品の中にあの真珠のネックレスがあることに気づいたマルグリットが目を凝らしてみると、母の真珠とは色合いが違っていることに気づき・・・。

翌日、買い出しから戻る途中のマルグリットは、親方とルネたちが王妃の首飾りを盗んだかどで連行されていくところを目撃する。居ても立っても居られず、領主館までやってきたものの警備が厳重で中に入れることができず、おろおろしながら植え込みから館内の様子をうかがっていると、使用人の女がマルグリットに気づいて叱責。

どうやら新人と間違われたらしく、訝しがられることなく、中に入ることに成功。 軟禁中の侍女ジャン・マリーに食事を運ぶ役目を仰せつかるマルグリット。この侍女が窃盗事件に絡んでいたようで、サフィロス伯の騎士タンジェリスのもとへ手紙を届けるように命じられるが・・・。

その直後に嫌疑不十分で釈放されたルネたちと再会するマルグリット。今後の出方を話し合った結果、手紙の件を逆に利用し、親方を救うために一計を案じる三人。その計画とは侍女が隠し持つ本物の真珠を手に入れ、怪盗ジルベールの名で王妃のもとにこっそり返還するというもの。計画を実行に移している最中に本物の怪盗ジルベールが現れ・・・。

本物のジルベールが現れるというハプニングが発生しつつも、なんとか計画通りに王妃のもとに本物の真珠が戻り、一件落着かと思いきや、またしても雲行きが怪しくなったところで次回へ。

どうやらジルベールは義賊のようですね。今回、マルグリットを助けれくれたジルベール。マルグリットの素性も知っている様子。ということは、これまでに出てきた人物の仮の姿なのかな!?と思ったら、やっぱり😊

そして、摩訶不思議なルネ。マルグリットたちと一緒に市場に行ったはずなのに、いつの間に盛装して馬車の中へ? ルネは王宮と市井を自由に行き来することが許されているのかな。王妃に見つからないように隠れているところを見るとお忍びなのかも。お伴は乳兄弟のレオだけ。しかも今は親方の家に下宿?!王子のルネがなぜそんな自由が許されているのかも気になるところ。



亡国のマルグリット 2






亡国のマルグリット 6
1~6巻期間限定無料配信中!



ブログ