帝都→過去編→狼城
新章(4巻)突入。ルスランが所長をしている国境検問所を初めて訪れるアイリン。その直後に事件が発生!?
新キャラ登場。国境検問所に勤務するメガネの女性副所長メルダ。
目次:
・第15話のレビュー
・第16話のレビュー
・第17話のレビュー
・第18話のレビュー
・第19話のレビュー
第15話
侍女のかわりに国境検問所までルスランに荷物を届けに行くことにしたアイリン。その矢先に事件が発生。村人が一人残らず消えたと近くの村に帰省した若者・ハルクが国境検問所に駆け込んできて・・・。
その村は薬師の村・アクル。彼らに何かあれば国家レベルの損失だ、何より我々も世話になっていると調査に乗り出すルスラン。
アイリンが持参した軟膏の話題から、ハルクの姉・ベルクがアユス国で薬師をしていたことが判明(アイリンが幼い頃から母が亡くなるまでいたが、継母が解雇)。ベルクから簡単な薬の作り方を教わったとハルクに告げるアイリン。
帰郷したベルクも行方不明だと知ったアイリンは自分も一緒に探したいとルスランにお願いして・・・。
最後にスヴェート帝国のイヴァン皇子が一行の前に現れたところで次回へ。
第16話
エレン帝国への入国許可を求めて国境検問所にやってきたイヴァン皇子一行。ルスランが目的を問うと、国境の壁付近で不穏な動きがあったというタレコミがあったが、スヴェート側からは確認できなかったからエレン帝国側から確認したいと返答するイヴァン皇子。
同じ調査をしているなら同行させてもらいたいと踏み込んだ発言をするイヴァン皇子を牽制するルスラン。すると二人(夫と幼馴染み)の仲を取り持ちたいアイリンが調査するなら人数が多い方がいいのではとイヴァン皇子の味方をして・・・。
結局、両国の皇子が合同で調査することになり、森に続く足跡を追う一行。ルスランたちが探しているのは賊の拠点に連れ去られた村人たち。敵国同士であり、恋のライバルとしても火花を散らす二人だけど、愛する人(アイリン)のために一時休戦することに。
イヴァンは帝都での事件に関わっているくせ者皇子。それでいて悪人とも言い切れない描かれ方。今回は皇帝の監視護衛付き。彼にも複雑な過去がありそうですね。
第17話
村落単位で消えたアクル村の住民たちの行方を追い、イヴァンと合同で捜索することになったルスランとアイリン。 森に続く足跡を追う中、イヴァンが重要な情報を提供し・・・。
スヴェート帝国内でアヘンを密かに製造販売している北の烏と名乗る賊たちがアヘン煙草の大量生産を目論んでアクル村の薬師たちを拉致した可能性が高いと。
イヴァンの情報を手がかかりに賊のアジトを割り出そうとする最中、アイリンの愛犬・メテがお手柄!
人間には感じ取れない遠く離れた場所の音を感じ取ったメテの誘導により、北の烏の拠点となっている洞窟を見つけ出すルスランたち。少し離れたところから様子をうかがっていると、茂みから錯乱状態のアヘン中毒者がよろよろと姿を現し・・・。
次の瞬間、来た道から発砲音が。隠れて待機するようにアイリンたちに告げ、引き返して様子を見に行くルスラン・側近・一部のスヴェート兵たち。
アイリンはルスランに言われた通り、茂みに隠れてイヴァン・女性副所長メルダたちと待機していたのだけど、洞窟に入って行く姉の姿を見たハルクが飛び出してしまい・・・。
賊に見つかり、包囲されてしまうアイリンたち。やむなく作戦を変更するイヴァン。アヘンを買いに来た客のふりをしてアジトに潜入することにして・・・というところで次回へ。
なぜか売人と客の合言葉を知っていたイヴァン。当て推量なのか、そこまで捜査が進んでいるのか、あるいはルスランを騙したのか。 どれなんだろうと思っていたら、意外な展開に。
そういうことかぁ。ハルクはおびき寄せ役で、北の烏のリーダーはハルクの姉・ベルグ?!
イヴァンはどこまで把握しているんだろう🤔
第18話
前回のやりとりからハルクも北の烏の一味なのかと思いきや(なんか思わせぶりだったのでで)、どうやらハルクはシロ。姉・ベルグが北の烏の幹部になっていることに驚くハルク。
アイリンに気づいたときの表情とかを見る限り、姉・ベルグも悪人ではなく、何らかの事情で北の烏に加担せざるをなくなった不憫キャラなんだろうなと思っていたら、まさかのオチに脱力😓
リーダーを愛しているからと。悪人を好きになってしまったというのなら、自分だけ薬師として協力すればいいのに、両親や村人たちまで騙して連れて行くって...。
あげくの果てにアイリンに対して、あなたも恋をしたらわかりますよって。いや、それが免罪符になると思ってる時点でヤバいし、よくそんなセリフを恥ずかしげもなく言えるなぁ…😓
イヴァン皇子・アイリン一行をリーダーのもとに連れて行くベルグ。その通り道でアクル村の人たちがアヘン製造に動員されているのを目の当たりにして心を痛めるアイリン。なんとかしてルスランに状況を知らせなくてはと。
その頃、ルスランは既に洞窟を探り当てたところで、洞窟から出てきた男たちから服を奪い、北の烏の一味に変装して洞窟に潜入し・・・。
ちなみに女性副所長メルダは仕事人間のさっぱりした人でルスランに全く気がないことが判明。ルスランとの恋の噂もデマだと分かり、ほっとするアイリン😊
最後のシーンで案内された小部屋でイヴァン以外が気を失ったところで次回へ。アヘンが焚かれていることに気づくイヴァン。イヴァンはアヘンを嗅いでも何で平気なんだろう🤔
第19話
ルスランと同じく毒に耐性があるイヴァン。やはり、イヴァンも壮絶な生い立ちを背負っていたんですね。第八皇子のイヴァンが皇太子になったのは、皇帝から与えられた苦難に打ち勝ち、神霊であることを証明した唯一の皇子だったから。
アヘン部屋を抜け出し、ルスランたちと合流するイヴァン。男たちを尾行して洞窟を進んだルスランたちは洞窟の反対側に到着。洞窟を出るとそこはスヴェート領。北の烏のリーダー・ミハイルに尾行しているのが見つかり・・・。
ピンチかと思いきや、待機していた帝国軍に取り囲まれるミハイルたち。イヴァンがひそかに配備していたのだとか。アイリンはルスランがすぐに洞窟に戻って保護😊
これで一件落着するといいんだけど。
💟『狼皇子と嘘つきな結婚』のレビュー一覧

1話~4話収録
8/14まで単行本1巻無料
8/14まで単話版1~6話無料

5話~9話収録
8/14まで単行本1巻無料

8/14まで1~6話無料

掲載誌:花とゆめ
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