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2026年6月22日月曜日

『きよらたまゆら』第1巻(第1~4話)ネタバレ感想【すもももも】(プリンセス2025年9月~12月号)


掲載誌:プリンセス 

新作は平安時代のお話。

さすがすももさん、冒頭から引きの強さがあり、ぐいぐい引き込まれました。

数年前に母を亡くし、世話係の朱鷺津(ときつ)と山奥で暮らしている訳あり14歳の少女・きよら。

扱いの難しい余所者として、村人たちがきよらを避ける中、村長の娘のあさひだけは友人のようにきよらに接してくれて・・・。

そんなあさひは都に出たいという気持ちが人一倍強いようだけど、内向的で欲がないきよらは今の生活で不自由はしていない様子。そんなある日、右大臣の行列がやって来たことから、彼女の生活が一変することになり・・・という展開。

右大臣が直々にやって来るということは相当身分が高いんだろうなと予想していたら、やはり皇女であることが判明。

自分が皇女であることを知らなかったきよらは動揺。きよらの祖父(先々代の帝の皇子で臣籍に下った源八雲)が生前に権力争いか陰謀に巻き込まれたらしく、祖父の謀反の疑いが晴れたとして皇女の後ろ盾になりたいと申し出る右大臣・藤原紫雲。

うーん、この右大臣、怪しいなぁ。

強欲そうな右大臣に良い印象を抱かなかったきよらは、右大臣の申し出を断り、遠くに逃げたいと思ったものの、援助してくれるものがいないため、それは難しいと朱鷺津から言われ・・・。

そもそも山奥で今の生活ができているのも右大臣の援助があったからなんだとか。

かくして右大臣家の屋敷で暮らすことを了承せざるを得なくなるきよら。一番信頼している朱鷺津だけでなく、友人のあさひもついてくるというので一安心かと思ったら、意外な展開に。

道中であさひが豹変。気弱なきよらには右大臣家での生活は向いていないから今日から私がきよらになると言い出し、証拠隠滅のためにきよらと朱鷺津を護衛に雇った男たちの手で抹殺しようとし・・・。

きよらを山道のくぼみに隠し、逆方向に走って囮になった朱鷺津が刀で斬られ、滝に転落。朱鷺津に言われた通りに、男たちの姿が見えなくなるまで息をひそめていたきよらは、朱鷺津が言い残したタカがいるという川沿いの廃寺に駆け込み・・・。

あさひはきよらを右大臣家よりも身分の低い貴族の娘と思っていたようだけど、右大臣家に到着し、きよらが皇女だったと知ってさすがに動揺。

でもそれは友人を陥れた罪悪感とかではなく、万が一なりすましがバレたときに大変なことになるという自分勝手な心配でしかないという、とことん悪人キャラ😟

廃寺でタカに助けを求めたきよらは保護され、ゆらとして屋敷に置いてもらうことに。屋敷にはタカのほかには爺やの鶲と婆やの梅乃だけ。

タカの本名は白鷹で実は親王。朱鷺津とどういう知り合いなのか、まだわからないけど、こちらも訳ありのようです。でも性格は温厚で茶目っ気あり。

きよらが外の様子が気になるそぶりを見せると、水干の男童の姿になることを条件に、タカか鶲か梅乃と一緒なら外出してもいいと許可するタカ。そして、さっそくタカと外出することに。

4話で新キャラ登場。市で買い物中にタカに話しかけてきた幼馴染・橘颯(はやて)。左衛門権佐(衛門府の武官)。タカが気を許せる数少ない相手とのこと。今後も物語に関わって来そうですね。

タカは先の帝の孫にあたる二世親王、きよらは内親王。二人は遠縁と判明。

そんな中、タカと爺やの会話を盗み聞きし、タカが盗賊かもしれないとの疑いを抱いたきよらは、深夜に外出したタカを尾行し、タカの仲間に見つかってしまい・・・というところで次巻へ。

タカは義賊を結成?!

権力争いとは距離を置いているように見えたけど、復讐?きよらの家族のように何か暗い過去があるのかも。

1話だけ登場した朱鷺津も気になるキャラ。侍女にしては骨格が太く見えたけど、男性?わざと滝に飛び込んだようにも見えたから、無事でいてくれるといいな。



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