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2024年6月20日木曜日
『花咲ける青少年』第5巻ネタバレ感想【樹 なつみ】
花咲ける青少年 愛蔵版5
単行本9巻、10巻収録
▼ 第9話 あすなろの日々
✿ノエイとセズン、ラギネイ入り
✿ユージィン、国王の別邸から消える
色々と嗅ぎ回っているユージィンのことを警戒したクインザは、彼を別邸から連れ出し、監禁。
✿ 立人の婚約者が現れ、花鹿動揺!
立人の婚約者が初登場。名前は倣 玲莉。少しオトボケで純情一途な女の子。花鹿と同い年の16歳。幼い頃から立人のお嫁さんになるのが夢だったという立人の従妹の登場に、花鹿は激しく動揺する。
立人に自分よりも大事な人ができるかもしれないということに初めて気づき、衝撃を受ける花鹿。どうして、こんなに胸がキリキリするの・・・と戸惑いを隠せない様子。
✿花鹿、屋敷を抜け出し、単身ラギネイへ
暴走するクインザを止めるため、そして、ユージィンの身を案じて、ラギネイ入りを決意する花鹿に対して、自ら人質になりに行くようなものだと猛反対する立人。諦めきれない花鹿は、ルマティにだけにこっそり屋敷を抜け出すことを明かす。立人にごめんって言っといて、愛してるから、ごめんって!!
▼第10話 女神再来
✿ 花鹿をかばって立人が負傷!
こっそり屋敷を抜け出し、単身ラギネイに向かう花鹿だが、立人が花鹿を一人で行かせるわけがなかった。先回りできる飛行機に乗り、ラギネイの空港で待っていた立人。花鹿と合流した直後、革命軍と王国軍の銃撃戦に巻き込まれ、花鹿をかばって負傷する立人。そこにノエイが現れ・・・。
✿ノエイたちのアジト
ノエイに助けられた花鹿たちは、秘密基地へと案内される。危険を承知の上でラギネイに来たとはいえ、立人まで巻き込んでしまったことにショックを受ける花鹿。巻き込まれたなんて思っていないから気にするなと声をかける立人。
ずっと気になっていた結婚について恐る恐る立人にたずねる花鹿。本当に結婚するのかと花鹿に問われ、叔父達はそう決めてるがさびしいかと問い返す立人。立人が本当に玲莉のこと好きなら、我慢すると答える花鹿。
聞き分けがいいなと返されると、堰を切ったように本音が溢れ出て・・・。ホントは嫌だ、立人が私より他の誰かを好きになっちゃうなんて、私達ずっと一緒にいられると思っていた、本当に子供だったんだねと素直な気持ちを吐露して・・・。
花鹿の想いを知り、立人がついに告白!
ずっと何があろうとお前が一番だと言われた花鹿も大好きだと応じて・・・💓
✿ハリー、寅之介父子をラギネイへ派遣
ハリーは立人にしか教えていなかった出生の秘密を寅之介親子に明かし、ラギネイ工作を依頼する。
✿カール、父を敵にまわしても花鹿の味方に!
空港で花鹿に会ったカールは爆発事故で行方がわからなくなった花鹿を心配して捜索を続けていたが、父が花鹿の出生、第一王位継承権を持つことを突き止めたことを知り、その情報が王宮内に流れることを阻止しようと孤軍奮闘する。
✿血の革命を望むクインザVS無血革命を望むノエイ
どちらもルマティの即位を望みながら相容れないクインザとノエイ。王宮内の膿を総て取り除いてからルマティを即位させたいとの考えから流血の革命を起こそうとするクインザに対して、穏健な方法でルマティを即位させようと地下で活動するノエイ。
✿ノエイ逮捕、死刑宣告
アジトを突き止められ、王国軍の急襲を受けたノエイたちは、花鹿と立人を逃すために捕まってしまう。牢獄に入れられたノエイのもとに首謀者クインザが現れ、一週間後に処刑すると宣告。
お前はお前の正義を貫き、日の国へ行くがいい、私は私の正義を貫き、暗黒地下へゆくと告げて去って行くクインザ。
ルマティ殿下は血まみれの王座に座られる方ではないぞ、目を覚ませと叫ぶノエイ。
✿花鹿のもとにユージィンからの手紙が届く
クインザに怪しまれ、ナジェイラのもとで監禁されていたユージィンは、ちゃっかり侍女を誘惑して味方につけ、花鹿のもとにクインザの陰謀を明かした手紙を届けさせる。
✿立人、 花鹿のために倣グループの総帥の座を降りる
花鹿を守り、一緒に生きるために人生最大の決断をする立人!
倣グループ総裁を降り、一切の権利を捨てることを倣一族に伝え・・・。
✿花鹿、ユージィン、ノエイらを救出するため王宮に潜入
父ハリーが派遣した寅之介と合流した花鹿は、監禁されているユージィン、ノエイらを救出するためにセズンの手引きで立人とともに王宮内に潜入。途中で二手に分かれ、花鹿はユージィンを、立人はノエイを助け出す。
✿花鹿、出生の秘密を知る
王宮に潜入し、ユージィンを救出した花鹿は立人との待ちあわせ場所に向かう途中で大祭司サツリムとナジェイラ母に出くわす。そして、ナジェイラ母から、父ハリーがマハティ神座王陛下の第一王子であり、花鹿が第一王位継承権を保有することを告げられる。
急にそんなこと言われても分かんないよ!と動揺する花鹿。ハリーが花鹿にけしかけた夫捜しゲームの意図に気付くユージィン。
二手に分かれていた立人と合流する花鹿。ハリーの出生の秘密について知っていたのかと花鹿にたずねられ、危機感を募らせた立人は・・・。
この事は口外しないでくださいと強い口調で言う立人。花鹿はアメリカ国籍の少女、それで幸福なのだから彼女にいらぬ重責を負わせないでくださいと。
大祭司たちは無論口外する気はないと約束し、居合わせたノエイはすぐさま跪いて今までの非礼を詫び・・・。
知らなかったとはいえ、数々のご無礼をお許しくださいとノエイに謝られ、殿下と呼ばれた花鹿はギョッとした顔w
✿立人の引退宣言、シンガーポールの倣家に激震
ずっと立人のそばでサポートしてきた側近の曹は、あっさり切り捨てられたと感じて強いショックを受ける。曹と婚約者の玲莉は立人に会って引退を撤回させるためにラギネイへ向かい・・・。
第6巻(単行本11巻・12巻)につづく
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花咲ける青少年 (9) (花とゆめCOMICS)
花咲ける青少年 (10) (花とゆめCOMICS)