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2012年7月24日火曜日

草凪みずほ『夢幻スパイラル』全2巻感想&あらすじ


作品名 : 夢幻スパイラル
漫画家 : 草凪みずほ
出版  : 単行本 全2巻
ジャンル: ファンタジー 霊術師 恋愛
トーン : シリアス コミカル
試し読み: 夢幻スパイラル

[作品紹介]
『花とゆめ』2004年4~6号・9~11号、12・17~19号に掲載された作品。単行本全2巻。

[出版社のあらすじ]
 鈴鹿家78代目当主の弥生は、強力な霊力を持つ霊術師。鬼族の王になるために弥生の強力な霊力を狙った温羅(うら)は、返り討ちにあい、封印されて黒猫の姿に!そして、温羅は弥生とともに戦うことになり…!?人と妖が織りなす封魔奇譚!

[感想]
人間を糧にする鬼族の王子と、類まれな霊力を持ち、最上級の餌として鬼たちに狙われる少女の掟破りな交流を描いた物語。

「捕食者」と「餌」という血生臭い設定でありながら、適度にコミカルでスリリングな展開。相容れない関係であるはずの鬼の王子と鬼封じの霊能少女が、行動をともにするうちにお互いに愛着を持ち始め、「捕食者」と「餌」という関係が変わっていく様子に魅せられました。

物語としては、色んな問題が山積している中、2人が共に生きていくことを決意する再出発地点で終わっています。その後の鬼族の王位継承問題をはじめ、温羅弟・皇雅を操り、温羅を亡きものにしようとする強大な力を持つ謎の男との対決、あるいは病気の父王がどうなったのか等々、2巻では描ききれずに省略された部分が多くあり、面白い作品とは思いましたが、そのへんが消化不良なため、物足りなさが残ります。

[単行本]


夢幻スパイラル
鈴鹿家78代目当主の弥生は、強力な霊力を持つ霊術師。鬼族の王になるために弥生の強力な霊力を狙った温羅(うら)は、返り討ちにあい、封印されて黒猫の姿に!そして、温羅は弥生とともに戦うことになり…!?


夢幻スパイラル 2
弥生の強大な霊力を狙い、夢幻郷から温羅の弟・皇雅がやってきた。闇の力を操り、温羅に復讐し弥生をさらおうとする皇雅!そんな皇雅に向かって、突如、闇が暴走し始め・・・!?弥生と温羅の過去がたっぷり読める特別編収録。


夢幻スパイラル


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