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2012年7月25日水曜日

『王家の紋章』第16巻ネタバレ感想【細川智栄子】

王家の紋章 16
王家の紋章 16

バビロニア編の続き。歴史的遺産である古代の建物を次々に壊していく未来から来たヒロイン。今度はバベルの塔を破壊・・・w

考古学を学んでいた歴史オタクとは思えない所業w😅

ラガシュ王の不審な言動から、キャロルが生きているのではないかとの疑いを強くしたアイシスは、家臣たちの制止を振り切り、ラガシュ王の篭る塔に乗り込む。ラガシュ王がキャロルと共にいるところを目撃したアイシスは血相を変えてラガシュ王をなじるが・・・。

ラガシュ王に裏切られた怒りから、激情のまま手にした小刀をラガシュ王に投げつけるアイシス。 ラガシュ王は何食わぬ顔でそれを左肩に受け、アイシスを宮殿の奥へ閉じ込めるように家臣に命じるのだった。

キャロルはアイシスの罵声の数々から、アイシスがキャロルを亡きものにするためにバビロニアの王妃になった事実を知り、激しいショックを受ける。

その場にいた家臣たちが、王に刃を向けたアイシスのことを反逆罪で裁くようにラガシュ王に進言するのを目の当たりにしたキャロルは、咄嗟に「そんなことをすればバビロンに不吉なことがおこる」と嘘の予言をし、自分を殺そうとしたアイシスをかばうのだった。

その夜、 キャロルを救出するために奔走していたハサンが原油を手に入れて戻ってくる(カレブが足を引っ張るものの、それに気づいたハサンが用心しながらネケト隊長と連絡を取り、次の作戦への橋渡しをする)。キャロルはネケト隊長と連携し、この原油を使って、バベルの塔を爆破し、その隙にエジプト兵を全員無事に脱出させる計画を進めていく。

キャロルの指示により、脱出のための計画が水面下で着々と進んでいたが、ここへきて、キャロルを未来から連れてきた張本人であり、その素性と性格を誰よりも知るアイシスの話を盗み聞した家臣の進言により、ラガシュ王はキャロルが脱出を図るために偽りの予言をしたに違いないと疑い始める。

激高したラガシュ王に力尽くで押さえ込まれ、問い詰められて絶体絶命のピンチに陥るキャロルだったが、 ちょうどそのとき、外で月を観察していた神官たちが騒ぎ出す。なんと本当に月食が起こり始めたのだった。

キャロルは月食が現実のものとなった今なら、自分の発言は信用されるはずだと確信して「塔にいれば不吉なことが起こる」と予言し、ラガシュ王や家臣たちを総て追い出し、もぬけの殻となった塔に一人残り、あらかじめネケト隊長たちが運び込んで仕掛けていた原油貯蔵庫へとつながる縄に点火する。火が回るのを見届けた後、急いで脱出しようとするキャロルだったが、 ラガシュ王の命令で塔に残っていた側近のオムリがその前に立ちふさがる。

キャロルはオムリに早く脱出するように促すものの、全く聞く耳を持たない彼と押し合いになり、思いのほか手間取っている内に、火が原油貯蔵庫の通気口に届いてしまい、そこからのぼってきたガスに引火し、逃げるまもなく大爆発を起こしてしまう。爆発の威力で吹き飛ばされたキャロルは、待機していたウナスとルカと合流するが、出口へ到着する前に壁が崩れはじめ、がれきによって道をふさがれてしまう・・・。

その頃、シナイ銅山を視察中にバビロニアの刺客数人に襲われて負傷するメンフィス。帰国が遅れているキャロルの身にも何か起こっているのではないかと胸騒ぎを覚え、これ以上ただ待つことは出来ないと、バビロニアへ乗り込む決意を固める。そして、出発間近にネケト隊長からの火急の書状を受け取り、ラガシュ王の策略を知ったメンフィスは・・・。



王家の紋章 16






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