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[内容紹介]
女刑事のあすかの悲願は、巷をにぎわす怪盗ケルベロスを逮捕すること。何故ならヤツは私の唇を奪ったから……! 表題作のほか『ナメときゃ治ります![~恋にひざまずけ~]』『ナメときゃ治ります![~白衣のサンタクロース~]』『恋までおいくら?』を収録。
[感想]
表題作はワケあり怪盗x刑事のお話、同時収録作として医者x看護師、借金返済に奮闘するお嬢様のお話が入っています。既読本『あたしはそれを我慢できない』に収録されているお医者さんと看護師さんシリーズ『ナメときゃ治ります!』の続編が3編収録されていたのが個人的に嬉しかったです。
円城寺さんの描く男性は、ぐいぐい引っ張っていくタイプでありながら、なにげにワンコ属性でもあったり、どこか母性本能をくすぐる可愛さもあるところがいいなぁ。最後の強面男が世間知らずなお嬢様に絆されていく様子がなんともキュンキュン。どれも面白かったです。