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2016年2月23日火曜日

可歌まと『狼陛下の花嫁』第1巻~13巻

作品名: 狼陛下の花嫁
漫画家: 可歌まと
出版: 第一部全13巻
第二部第14巻(3月発売予定)~
ジャンル: 中華風 歴史モノ
トーン: ほのぼの コミカル
試し読み: 狼陛下の花嫁

[作品紹介]
『LaLa』(白泉社)2009年4月号から連載中。第一部全13巻(2009年12月-2015年9月)。現在、第2部連載中。

[あらすじ]
高賃金で割のいい仕事があると聞いて王宮へやってきた下級役人の娘・夕鈴。けれども、その仕事とは冷酷非情な『狼陛下』と恐れられる珀黎翔の花嫁役を務めることで……。陰謀渦巻く王宮で、陛下の秘密を知ったことから臨時花嫁生活をスタートするハメになった夕鈴は――!?

[感想]
第一部の全13巻読了。中華風歴史モノ。まつりごとは限定的にさらっと描かれる程度で、臨時花嫁のヒロインと陛下との関係にスポットをあてたドタバタ劇が展開される。

二重人格キャラというのは結構読んだことがあるが、狼陛下のように、狼キャラと子犬キャラという己の二面性を巧みにコントロールし、堂々と使い分けながら、ヒロインに揺さぶりをかけてくるタイプは珍しい。一粒で二度おいしいキャラに描かれていると思う。ヒロインは善良でウブで、ぷっと笑いを誘うような野暮な鈍感さが可愛いらしいキャラだと思ったが、行動がワンパターン化しすぎていたので、中盤あたりからマンネリ化。もうちょっと成長したところや、違った一面も見てみたかった。

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