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2017年3月19日日曜日

幸村アルト『コレットは死ぬことにした』第1~6巻ネタバレ感想

作品名 : コレットは死ぬことにした
漫画家 : 幸村アルト
出版  : 白泉社 既刊6巻
ジャンル: ファンタジー 冥王 薬師
トーン : ほのぼの
試し読み: コレットは死ぬことにした

[初出]
『花とゆめ』(白泉社)2014年16号掲載の読切で人気を博して連載化。既刊6巻。

[あらすじ]
薬師コレットと冥王ハデス様との神話級ロマンス☆薬師コレットは毎日大忙し。食事してるときも、寝てるときも、朝から夜までお構いなしで休む暇がない。逃げ場がない……。疲れたコレットがとびこんだのは井戸の底! 目が覚めるとそこは冥府で!?

[感想]
意味深なタイトルからどんなお話なんだろうと気になっていた作品。まるで自殺願望を匂わすようなタイトルですが、出てくるヒロインはポジティブで明るい女の子。そんなヒロインがなぜ死にたくなったのか。そこには現代にも通じる問題が・・・。

毎日休む暇もなく仕事に追われ、過労死寸前まで追い込まれていた薬師のコレットは、ある日、思わず逃げ込むように庭の井戸に飛び込んでしまう。するとそこは冥府につながっていて・・・。

薬師としての職業に誇りを持ちながらも、毎日キャパオーバーな仕事量を引き受け、くたくたに疲れ切っていたヒロインが、奇跡的に死ぬことなく冥府にたどり着き、冥王ハデスと出会ったことで、自分の生き方をもう一度見つめなおし、忘れかけていた大切なことに気付かされていくお話。

それと同時にハデスもまた、ヒロインの明るく誠実な人柄に惹かれていき、お互いが影響し合い、少しずつ大切な存在になっていきます。

クールでストイックなハデスと何事にも物おじしない肝の据わったヒロインとの掛け合いがなんとも良い味を出していて可愛さ満点。爽やかで、押しつけがましくない程度の正義と優しさがほんのりと漂っているファンタジー作品。


コレットは死ぬことにした


コレットは死ぬことにした 3


コレットは死ぬことにした 4


コレットは死ぬことにした 6

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