プリンセス 2017年8月号 [雑誌]
去年の2月号が最後の更新なのでずいぶん開いてしまいましたが...。続きの2017年5月号から振り返ってみます。
5月~6月号の内容:
ナイルの激流に飲まれたメンフィスたちは、命からがら泳いで陸にたどり着いた後、迎えにきたナフテラ女官長一行と合流し、新しい小舟に乗り換えてテーベの都への帰還を果たす。
キャロルは依然として意識不明。遠い遠い未来から呼びかける兄からのテレパシーにわずかな反応があるのみ。
ネバメンは、かつての脱獄仲間に目撃されたり、王宮で彼に不信感を抱く人たちが少しずつ増えているが、今のところ大きな動きはない。
黒海沿岸に軍を進め、圧力を強めるトラキア王国との問題を解決するためにヒッタイトに帰国したイズミル王子は、父からタミュリス姫との婚儀を強引に推し進められ、これを回避できる代替案が浮かばず、苦悩する。
エジプトに帰還を果たしたメンフィスは、トラキア王国のシタルケス王子がキャロル暗殺未遂事件を起こしたことを知り、トラキアへの敵愾心を強める。
7月号と8月号の内容:
ナイルの姫が重体との噂がバビロニア、アッシリアなどの近隣諸国にも伝わる中、イズミル王子が黒海沿岸のトラキア軍陣営の近くでトラキア王と会見する。イズミル王子は、自分には結婚の意志がなく、父ヒッタイト王が無断で勝手に縁談を進めたこととして、低姿勢で破談を申し入れるが、一枚上手のトラキア王は辱めを受けた詫びとして、イズミル王子が単身トラキアを訪れて、両国の友好をアピールするように要求する。
武器を持たず、わずかな従者だけでトラキア陣営の近くで会見に臨んでいたイズミル王子は、あっという間にトラキア軍に取り囲まれてしまう。事前に打ち合わせをしていた松明の合図でイズミル王子がSOSを出していることがヒッタイト側に伝わるものの、動揺する臣下をよそにヒッタイト王は静観して、トラキアの船に乗り込むイズミル王子を見送るのだった。
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