
(煽りすぎ笑→)エジプトを揺るがす重大危機!キャロル絶体絶命!?連載再開&王家関連コミック三か月連続刊行記念巻頭カラー。
メンフィスはトラキアの一件で国中の警備を強化するように指示を出すが、東の方では飢饉が深刻化し始めているとの一報が入る。メンフィスはエジプトの民を守るために各国境の砦に詳細な報告を命じるが、キャロルはインダスの民やシンドウ太子のことが気がかりな様子。
テティとのおしゃべりの中でトラキア王国についての考古学的知識をふたたび披露するキャロル。戦禍に巻き込まれ、テティと逃げ回ったトロイ王国の対岸の国だとキャロルが熱弁をふるっていると、メンフィスがやってきて、エーゲ海の商人たちがキャロルに一目会いたいと言っていると広間に連れ出す。
商人たちはキャロルに貢物を献上しながら、活気のあるトロイの都をぜひ訪ねてほしいと熱烈アピール。好奇心を掻き立てられるキャロルだったが、エーゲ海には魔の海域があると聞いた途端、海の底から怒りと憎しみに駆られながら自分を呼ぶアトラスのことが脳裏をよぎり、身震いする。
その頃、イズミル王子はトラキア王に連れ出された銅山見学の途中で、人の悲鳴のような不気味な声が奇岩山から聞こえてくるのを耳にし・・・。