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2018年7月27日金曜日

菅野文『薔薇王の葬列』第45話(月刊プリンセス 2018年6月号)のあらすじ(単行本との相違点比較)


プリンセス 2018年6月号 プリンセス 2018年6月号

王太后エリザベスにはまだ利用価値があると考えたリチャードは、バッキンガムに対して、自分と手を組んでいることをばらさず、王太后の味方のふりをし続けるように指示を出す。

王太后に接触するバッキンガム。裏切りを疑う王太后に対してバッキンガムは、リチャードのことは王太后の娘ベスに頼まれたといい、証人としてベス本人を連れてくる。ベスは母と叔父の陰謀を知り、バッキンガムにそのことを打ち明けて許しを請い、リチャード処刑の陰謀を阻止した後、恩赦で母だけは処罰を免れたのだからそのことに感謝し、悔い改めなければいけないと語る。

バッキンガムは屈辱感と怒りが収まらない様子の王太后に対して、リチャードが最悪の選択をしないで済むように、これからは聖院に引っ込み、政治にはかかわらないようにと釘を刺す。

リチャードとバッキンガムは、かねてよりリチャードに好意的なヘイスティングス卿を食事に誘う。その食事の席でバッキンガムはケイツビ―が給仕する目の前で、リチャードに対して二人でこの後まだやることがあると意味深な発言と目つきをする。

食後、二人きりになると、いつにも増してそっけない態度のリチャードに何を怒っているのかと聞くバッキンガム。なぜあんな目で見るのだと問うリチャード。すると、バッキンガムは、後ろから抱きしめるようにリチャードの胸元に手を這わせ、「まさかあの一度きりで俺の魂を買い取れると思ってはいまい?」とささやく。

悪戯をするバッキンガムの手を払いのけ、全裸になったリチャードは、誓約だから好きなだけ痛みを刻めというが、バッキンガムはそれを否定し、ただの痛みではない、自分がこれから刻むのは甘い苦痛だとリチャードを情熱的に抱き寄せる。

幼少期のリチャードとの忘れがたい思い出を回想するケイツビ―。バッキンガムから投げかけられた言葉が胸に突き刺さる。自分に何ができるというのか・・・。

幼王エドワード五世の摂政役にリチャードが任命される。 同じ頃、娘のベス、末の息子と共に幽閉状態のエリザベスのもとに、監視役としてヘイスティングス卿の推薦した魔女ジェーンが送り込まれてくるが、ジェーンはリチャードたちに恭順しているヘイスティングス卿をそそのかして、摂政役を狙うようにけしかける。純朴なヘイスティング卿はそんな野心は毛頭ないと一蹴するが・・・。

★雑誌と単行本との違い★
①雑誌に掲載されていたシーンが単行本では複数カット
・リクエストカラー扉&キャッチコピーのキャライラストページ
・ジェーンとエリザベスの会話の一部(エリザベスが「次は貴方よ」というヘイスティングス卿への伝言をジェーンに頼むシーンなど)
・ジェーンがエリザベスからの伝言をヘイスティグス卿に寝所で伝えるシーン
・ジェーンの言葉を一蹴するヘイスティングス卿のセリフ
・ジェーンとヘイスティング卿のいる寝所の前で二人の会話に聞き耳を立てる後ろ姿の男(バッキンガム?)

②単行本で加筆修正されている部分
・エリザベスがジェーンにヘイスティング卿にお礼がしたいので連れてくるように頼むシーン
・リチャードを摂政役に任命するエドワード新王の演説

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