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2018年7月27日金曜日

菅野文『薔薇王の葬列』第44話(月刊プリンセス 2018年5月号)のあらすじ


プリンセス 2018年5月号

不審な人影を追うケイツビ―。するとそこには覆面をした謎の男ティレルがいた。剣を交えながら目的は何だと聞くケイツビ―に”僕の王の望み”だと答えるティレル。ただの賊とは思えず、どこか既視感を覚えるケイツビ―だが、すぐに行方をくらますティレル。

ティレルに気を取られてリチャードの護衛を怠ったことに我に返ったケイツビーが、リチャードの姿を探して、来た道を引き返すと、首をはねられた死体の横にバッキンガムが立っていた。バッキンガムは酔っていたリチャードをベッドに運んだことを告げる。そして、おもむろにケイツビ―に近づき、「安心しろ、全て知っている」と挑発的に告げる。

「・・・リチャード様に何を・・・」

衝撃を受けるケイツビ―に、荊棘の枷から解き放ってやったのだと勝ち誇るバッキンガム。明日の朝、リヴァースを逮捕すると告げて去っていく。

裸のまま布団をかけられ、寝かされていたリチャードが翌朝、目を覚ますと、ベットの傍の椅子にバッキンガムが座っており、リチャードが目を覚ますのを待ち構えていた。ベッドから立ち上がろうとしたリチャードが腰を抜かしてへたり込むのを見てクスリと笑い、服を着るのを手伝うバッキンガム。いつもうなされていた悪夢を昨夜は見なかったとつぶやくリチャード。

ケイツビ―はリチャードがケイツビ―の助けを借りずに着替えを済ませてバッキンガムと共に寝所から出てくるのを見てショックを受ける。立ち尽くすケイツビ―の前を素通りする二人。

エリザベスは弟であるリヴァース伯と我が子である幼王エドワード五世の到着の知らせを聞き、歓喜に酔いしれながら門前で出迎えるが、幼王の隣にいる人物を見て絶句する。なんとリチャードだった。 リチャードの口から弟のリヴァースと息子グレイが謀反を起こして投獄されたことが告げられる。リチャードの陰謀に激怒し、剣を抜いたドーセットまでエリザベスの目の前で連行され、ウッドヴィル一族はあっという間に粛清される。

ケイツビ―はバッキンガムに対してリチャード様を傷つける者は誰であろうと容赦はしないと告げる。ただし、バッキンガムとのことがリチャード様の望みだというなら・・・と言いよどみつつも、二人の関係や玉座に対する野望を受け入れるようとするが、そんなケイツビ―に対してバッキンガムは、自分はリチャードのために悪魔の半身になったが、お前にそれが出来るかと逆に問い返すのだった・・・。

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