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2018年11月27日火曜日

[王家の紋章]あらすじ 雑誌『月刊プリンセス』2018年9月号


プリンセス 2018年9月号

飢饉から起こった東の地の暴徒を鎮めるため、国境のツロの砦に向かったメンフィスは、飢餓に苦しむ民に食糧庫を開放したのだが一向に暴動は止む気配がない。隊長の報告によると、暴動を陰で扇動しているものがいるらしいのだがそれ以上のことはまだ掴めていないという。

いら立つメンフィスや混乱するエジプト兵の様子を草むらに隠れて観察する3人の男たちの姿が・・・。一人は高貴な身分の若者のようで、お付きの者からクルシュ公子と呼ばれている。メンフィスのことを女のような王だと形容したクルシュ公子は、メンフィスには無関心だが、キャロルには大きな関心を寄せているようだ。インダスの王子が飢饉に際して本来の地を捨て民族大移動を敢行した英断の裏には王子に知恵を授けたキャロルの存在があったという話を聞いたからだ。

その頃、ヒッタイト王国では、トラキアに招待されたまま戻ってこないイズミル王子を心配する声が臣下の中からあがりはじめていた。イズミル王子の心情を無視した強引なやり方に懸念を示すハザス将軍だが、トラキアとの同盟を重要視するヒッタイト王は、王子のことはトラキア王に任せておけばいいと取り合わない。潜入した密偵からイズミル王子が幽閉状態にあると聞かされた王妃は、王子の帰国を王に直談判する決意を固めるが、それを聞いた侍女ムーラは顔を青ざめさせ、王の怒りが王妃にふりかかえることを心配する。

同じころ、トラキアではイズミル王子が王の案内でゲタイ族が捕虜として抑留されている山岳の岩城見学のために再び奇岩山へ。岩城の要塞の中を案内されつつ進んでいたイズミル王子は、暗く不気味な気配を感じて、なぜここに連れてきたのかとトラキア王に問うが・・・。



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