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2018年11月28日水曜日

青木朋『天空の玉座』第11巻第52話あらすじ 雑誌『ミステリーボニータ』2018年8月号


ミステリーボニータ 2018年8月号

最新刊の10巻では反乱勢力の取り締まりが強化される中、玉蘭仙子ではないかとの密告を受けた珊瑚が娘娘から呼び出しを受ける大ピンチの場面で終わっています。続きが気になり、雑誌をポチりました。珊瑚がどういうふうに難局を切り抜けるのか気になっていたのですが、そうきたか~という内容でした😉

第52話
 義賊の玉蘭仙子が皇帝派の反乱勢力とつながっていることを掴んだ皇太后は、宮中に仲間がいるとみて、幽閉中の皇帝と知花を尋問。宦官の王瑶池は、知花の住まいの冷宮から珊瑚のかんざしが見つかったことから珊瑚に疑いの目を向け、珊瑚の部屋を重点的に捜索したところ、黒装束や皇太后が毛嫌いする栽培禁止の木蓮を発見。

玉蘭仙子の正体が珊瑚であると確信した王瑶池は、したり顔で皇太后に嬉々として密告。皇太后から呼び出しを受けた珊瑚は、王瑶池から証拠となる黒装束やかんざしを突きつけられ・・・。

極度の恐怖に内心怯えながらも、渾身の演技で無邪気な妃のふりをしてみせた珊瑚は、疑惑一つ一つをさりげなく訂正していく。かんざしはずっと前になくしたもので去年同じものを作り直したのだと釈明し、黒装束はお芝居用の練習着だと天真爛漫に踊って見せる。

釈明する珊瑚を鋭い目つきで見つめる皇太后。控えの間で待機していた兄の蓬莱が呼ばれ、妹の疑惑について問いただされる。蓬莱から玉蘭仙子のことがバレそうになったら殺すと釘を刺されていた珊瑚は、助かりっこないと凍り付くが・・・。

妹の無調法を謝罪しながら慇懃にひれ伏す蓬莱。次の瞬間、 無邪気な笑顔作戦に突如転じ、そのような噂は誤解だと念を押した後、へらへらと笑いながら爆弾発言。

「そうお怒りにならずともよいではないですか。なにしろ、妹妹は今、身ごもっておりますので」

にへら顔の蓬莱から飛び出した衝撃発言に一同仰天。

「か、懐妊じゃと?」

驚きと期待が入り混じった様子で聞き直す皇太后。本当かと聞かれ、あわててお腹に手をやり、はいと答える珊瑚。 でかしたと大喜びする皇太后。もう夜も深いので妊婦の珊瑚を下がらせたいと申し出る蓬莱。にわかに態度が軟化した皇太后は珊瑚をいたわり、王瑶池を叱責。

つまらぬ噂話で鳳仙ちゃんを怖がらせおって、腹の子に何かあったらどうする!と。

蓬莱とともに退出した珊瑚は、二人きりになると内心の不安を吐露し、妊娠したなんて大嘘ついてこれからどうしたらいいのかと狼狽える。平然とした様子の蓬莱は嘘ではない、珊瑚は秋には男児を生むと言い切り、赤子は自分が用意するとさらなる爆弾発言。珊瑚はただ妊婦を装えばいいだけ、疑われるだろうから、離宮に静養するように手配するという蓬莱。

己の野心のため、あるいは姫一族の無念を晴らす思惑もあるのかは不明だけど、姫家の生き残りを捜索して保護してきた蓬莱は、彼女たちを自分の屋敷に住まわせ、家庭を持つことを奨励してきたという。現在、屋敷には妊婦が3人。男児が生まれたら、珊瑚の子供として発表し、ゆくゆくは姫家の子が皇太子となり、珊瑚が皇太后、 蓬莱が摂政になるというのが蓬莱の計画の全貌だ。

そんな恐ろしい計画には加担できないと拒絶する珊瑚。それなら玉蘭仙子として処刑されることしか残された道はないと言い放つ蓬莱。その上、拷問を受けても口を割ろうとしなかった知花は年明けに処刑されるだろうと冷酷に告げられ・・・。

愕然として渡り廊下に座り込んでしまった珊瑚は、蓬莱の計画に協力するから知花ちゃんを助けてほしいと泣き叫び・・・。

蓬莱は知花を助け出す方法として、仮死状態にする薬を使って死体として処理し、知花を城外へ運び出すというが・・・(9月号につづく)


ミステリーボニータ 2018年9月号


天空の玉座 10





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