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2018年12月1日土曜日

織田涼『能面女子の花子さん』ネタバレ感想

 作品名: 能面女子の花子さん
 漫画家: 織田涼
 出版: 既刊4巻
 テーマ: ギャグ 学園モノ
 トーン: コメディ 
 関連作: -
 試し読み: 能面女子の花子さん

[あらすじ]
家庭の事情で能面をつけて生活する女子高生・花子さん。見かけはホラー、中身はキュートな花子さんのスクールライフは、恋あり、友情あり、能面あり!! まわりの視線もなんのその! 能面女子の青春コメディ!!

[感想]
レビュー数の多さと評価の高さと表紙のインパクトにつられて読んでみましたが、私には面白さが良く分かりませんでした。

 家庭の事情で能面をつけて生活するという触れ込みのヒロインだけど、親に強要されているわけではないし、なぜ能面をつけているのかという同級生からの問いかけに明確な答えを返せないヒロイン。それなのに憑りつかれたように面を取ろうとしない。このヒロインにとって能面をつけることが何を意味するのか、何を主張したいのかまったく伝わってこないので異常さしか残りませんでした。

ネタバレ注意↓

ギャグ漫画とはいえ、もう少し内容的に説得力がほしかったところ。能面女子のヒロインが風変りなキャラというだけで深みを感じませんでした。

歴史ある家業を受け継いでいる家庭に生まれたという設定にしているのなら、その設定を活かしてほしかったです。意味もなく能面をつけるているというのではなく、例えば、女子高校生でありながら既に面職人である父親に師事して修行中の身であるとか、能面の付け心地を知るために普段からつけているのだとか、膨らませ方はいくらでもあると思うので、家業のことをもう少し掘り下げて笑いに変えてほしかったです。

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