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2019年4月21日日曜日

菅野文『薔薇王の葬列』あらすじ 第50話(月刊プリンセス 2019年1月号)


プリンセス 2019年1月号

リチャードの母セシリーが、集まった反リチャード派(ヘイスティングス卿、スタンリー卿、イーリー司教、エリザベス)、そして隠れ潜んでいたケイツビ―の前でリチャードの秘密を暴露する。リチャードは両性具有の悪魔だということを・・・。

実の母親であるセシリーがリチャードのことを悪魔だと断罪した影響は大きく、すっかりそのことを信じきったヘイスティングスは、次の議会でリチャードを告発し、悪魔の真実を白日の下に晒すことを十字架を握りしめながら神に誓うのだった。

だが、ヘイスティングスたちの企みは一部始終を盗み聞きしていたケイツビ―がすぐさまリチャードに報告。リチャードは悪魔呼ばわりされるリチャードに心痛めて自分の方が傷ついた顔するケイツビ―になぜそんな顔をするんだ、もう俺の代わりにそんな顔をする必要はないと告げる。むしろ舞台は整ったと不敵な笑み。次の議会で晒されるのは悪魔ではない、 ヘイスティングスの首だと。

議会が開催され、ヘイスティングス卿、スタンリー卿、イーリー司教が会議場に向かうが、そこにいたのはバッキンガムのみ。 少し遅れてリチャードがやってくるが、他の顧問官たちはやってくる気配がない。どうしたのかと戸惑うスタンリー卿。外の様子をうかがうためにいったん席を外したヘイスティングスに外で待機していたケイツビ―が他の顧問官たちは別の会議場にいることを伝える。皆、金で買われたのかと憤るヘイスティングス。

告発の証人になってもらうために、できるだけたくさんの貴族を集めてほしいと部下のケイツビ―に頼むヘイスティングス。すでにこちらに集まっていますと答えるケイツビ―。かつての主との間で板挟みになるケイツビ―にいたわりの言葉をかけたヘイスティングは、貴族たちを引き連れて会議場に戻り、リチャードは国家転覆を企む両性具有の悪魔だと声を張り上げて糾弾する。

身の潔白を証明したいのなら今ここで証拠を示せというヘイスティングスに、悪魔の身体になってしまったのはお前たちのかけた呪いのせいだ、強欲なヘイスティングスたちが背徳の呪詛を使ったと反駁するリチャード。潔白を証明したいなら証拠を示せと勝ち誇った顔で告げるバッキンガム。ヘイスティングスの愛人は魔女を自認するジェーンではないかと。

神を信じるものは誰もいないのかと叫ぶヘイスティングス。 ケイツビ―、お前は違うだろうと言いたげな表情で声をかけるヘイスティングスに「お覚悟を」と静かに告げたケイツビ―が、刀を抜く。

悪魔の頭に王冠が載るぐらいなら死んだほうがマシだとリチャードに切りかかろうとするヘイスティングス。次の瞬間、さっと間に入ってヘイスティングスの首を切り落とすケイツビ―。

3月号に続く


プリンセス 2019年1月号


薔薇王の葬列 11【Renta!限定ペーパー付】
2019/2/15発売。50話まで収録されています。

続きは3月号に掲載

プリンセス2019年2月号+3月号


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