※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

このブログを検索

2019年4月4日木曜日

菅野文『薔薇王の葬列』あらすじ 第49話(月刊プリンセス 2018年12月号)


プリンセス 2018年12月号

第49話

バッキンガムはエリザベスとの直接対決の前に、裏切りが確定したヘイスティング卿を先に処刑することをリチャードに告げ、リチャード派と王太后派が一堂に会する議会で効果的に死んでもらうと不敵な笑みを浮かべる。

ケイツビ―が言いにくそうにリチャードに来客を告げる。母セシリーが訪ねてきたという。来訪の理由をたずねるリチャードに、母が息子の家を訪ねるのに理由が必要なのかと問い返すセシリー。

二人で食事をしながら、次第に感情的になっていくセシリー。リチャードのことをおぞましそうに悪魔呼ばわりしたセシリーは、実の父と兄を死に追い込み、神に反する汚れた手段で国を破滅させようとしていると断罪する。

それほど憎む者になぜ会いに来られたのかと静かに問うリチャード。すると、恐ろしい形相をしたセシリーが、忍ばせていた短剣を勢いよくリチャードにふりかざす。間一髪、セシリーの動きを止めたリチャードに、この世にお前を産み落とした自分の罪を償いに来たのだと告げるセシリー。

母の言葉を聞いて、思わず抑えていた手を放してしまうリチャード。次の瞬間、セシリーが刃がふりかざすが、寸前で駆け付けたバッキンガムとケイツビ―がセシリーを抑え込む。

呆然とするリチャードに「支配されるな」と耳打ちするバッキンガム。はっと我に返ったリチャードは母に嫣然と微笑み、刃ごときで殺せるとお思いか、私は悪魔ですよと挑発。かすり傷を負い、血が滲むふくらみのある胸を露わにし、バッキンガムの膝の上に乗って、胸の血を舐めさせるリチャード。驚愕と憎悪を露わにした表情を浮かべたセシリーが部屋から飛び出していく。

ヘイスティングス卿とスタンリー卿はエリザベスと結託し、リチャードから国を取り戻す方法を極秘に話し合うことに。そこにリチャードの母が加わり、驚くべきことを口にする。リチャードの秘密を世に訴えて罰する時が来たと。

1月号につづく


プリンセス 2019年1月号


薔薇王の葬列 11【Renta!限定ペーパー付】
2019/2/15発売。50話まで収録されています。


ブログ


blogmura_pvcount