
暴徒を鎮めるため、国境のツロの砦にとどまるメンフィスたち。そこへ、暴徒になりすましたアルゴン王率いるアッシリア兵たちが攻め込んできて・・・
長引く飢饉の暴徒の背後にはアッシリア軍がいたようだ。エジプト征服をもくろむアルゴン王の作戦にまんまと引っかかり、わずかな兵で国境までおびき寄せられた形のメンフィス。続々と集結するアッシリアの騎馬軍団に焦りの色が隠せないミヌーエ将軍。
多勢のアッシリア軍と普通に戦っては勝てないと判断したメンフィスは、風砂が吹き荒れる砂漠へ逃げ込む作戦に出る。メンフィスたちを追って砂漠に誘い込まれたアッシリア兵たちは、慣れない砂嵐に大苦戦。
砂塵で視界が遮られる中、メンフィスの指示でラクダが一斉に放たれる。山国のアッシリアでは見かけない巨大なラクダにアッシリアの馬たちが暴走し、大混乱の中、アッシリア兵たちが同士討ちをはじめ・・・。
その頃、テーベの王宮では、海の商人になりすましたトラキアの刺客がキャロルに面会を求めてきて・・・。
2月号につづく
