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2020年7月28日火曜日

『王家の紋章』第18巻ネタバレ感想【細川智栄子】


王家の紋章 18

メンフィスとイズミル王子の直接対決、その行方は・・・。

盗賊に狙われるキャロル。イズミル王子とラガシュ王も初対面を果たす。

灼熱の砂漠の中、逃避行を続けるキャロル一行。徐々に体力を削られ、とうとう歩くこともままならず、砂漠に倒れ込んでいたところを盗賊たちに見つかり、女であるキャロルだけが連れ去られてしまう。

その頃、キャロルの行方を追い、魔の砂漠へ向かっていたメンフィスは、ルカの知らせによって駆けつけたイズミル王子率いるヒッタイト軍と遭遇し、互いに一歩も引かずに、両軍入り乱れての死闘が繰り広げられる。まもなくして進行方向である魔の砂漠からラガシュ王率いるバビロニア軍も近づいてきて・・・。

イズミル王子を仕留めようと荒ぶるメンフィスだったが、バビロニア軍まで現れては形勢不利とみて脱出を図る。

砂漠の盗賊に連れ去られたキャロルは、好色そうな盗賊の長の9番目の妻にさせられそうになるが・・・。

怪しげな天幕の中で助けを求めるキャロルの姿が脳裏に浮かび、ハッとするメンフィス。この地に住むものならベトウィン族か砂漠の盗賊か、はたまたエジプトに恨みを抱く者の仕業か。一刻を争うときにこんなところでじっとしていられないと夜間に出発を命じるメンフィス。

メンフィスが去った後、砂漠で遭遇するイズミル王子とラガシュ王(初対面)。互いに腹の探り合いをする二人。その後、ラガシュ王の招きに応じてバビロニアを訪れるイズミル王子。ラガシュ王としては、砂漠で苦戦しているイズミル王子を助けたのは自分だと恩を売るつもりのようで・・・。

イズミル王子の無事を祝う祝宴でイズミル王子と対面したアイシスは困惑を隠せない様子。アイシスが以前下エジプトでイズミル王子を捕まえて鎖でつないだ屈辱を王子は決して許すはずがないと。

その頃、盗賊たちが近くを通る隊商を襲撃する準備をしている隙に天幕から抜け出すキャロル。すぐに気づかれて天幕の外の木に縛り付けられてしまう。盗賊たちが隊商の襲撃に向かって誰もいなくなった隙に明かり取りの油を焚火に注いだキャロルは、ウナスたちが気づいてくれることを願って天幕に火をつける。

盗賊の襲撃から命からがら逃げ延びたキャラバンの少年・パルサがキャロルに気づいて救出する。足に深い傷を負ったパルサ少年を止血し、一緒に近くの岩山に隠れるキャロル。

明け方、キャロルが放った火を手掛かりとして、近くまで来ていたウナスとルカがオアシスに向かう。少し遅れてメンフィス一行も遠くにうっすら見える白い光が気になり、念のために向かうことに。到着するまでに丸1日かかる距離。

夜が明けた頃、ついに盗賊たちに見つかってしまうキャロルとパルサ。キャロルがイズミル王子が想い焦がれている姫だと知った長は、自分の9番目の妻ではなく、イズミル王子に高く売ろうとキャロルを縛ってヒッタイトまで運ぼうとするが、寸前でウナス・ルカ・ネケト隊長がエジプト兵を引きつれて到着。

その後、長の4番目の妻の証言により、キャロルが長の一人息子の命の恩人(イズミル王子が放った追っ手から隠れているときに川に落ちた子供を救出:10巻参照)であることが判明し、長の態度が一変。あっけにとられるキャロルたちをよそにあっさり去っていく盗賊たち。

ほどなくしてメンフィスたちも追いつき、感動の再会を果たす二人。敵を欺くために陸路と航路の二手に分かれて岐路につくことになるが・・・。



王家の紋章 18




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