※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

このブログを検索

2020年7月28日火曜日

『王家の紋章』第19巻ネタバレ感想【細川智栄子】

王家の紋章 19
王家の紋章 19

エジプトに無事帰還するメンフィスとキャロル。この巻は比較的平和。メンフィスとキャロルのほのぼのイチャイチャシーン多し💕

大緑海にたどり着いたメンフィス一行は、ビプロスで建造した豪華な船に乗り込み、エジプトに向けて出発する。ツロの城砦があるエジプトの属国に到着したことを知らされたキャロルは、ようやく追っ手から逃れたとほっとする。

その頃、最愛のメンフィスに訣別を言い渡されて深い悲しみの中にいたアイシスは、キャロルへの憎悪とメンフィスへの愛憎を拗らせていき、しまいにはラガシュ王とともにメンフィス打倒とエジプトを手に入れる決意を固め・・・。

ラガシュ王に甘えるアイシスの姿を不思議そうに見つめるイズミル王子。一刻も早くバビロンを立ち去りたい気持ちを抑えてルカの知らせをじりじりと待っていたイズミル王子のもとに、ようやく知らせが舞い込む。キャロルが無事に砂漠を抜け出し、大緑海へ出たことを知り、ほっと安堵するイズミル王子。もはや一刻たりとも長居は無用とヒッタイトに戻る準備をはじめ・・・。

ようやく再会を果たしたキャロルとメンフィスは船上で束の間のラブラブタイム。甲板で夜の大海原を見つめる二人。

明け方、メンフィスの隣で目を覚ますキャロル。至近距離でメンフィスに見つめられてキャッとキャロルが驚くと、態度が気に入らぬと不機嫌になるメンフィス。まだ一緒にいることが信じられなくてと照れるキャロル。ならばしっかり信じさせてやると強引にキスするメンフィス。その直後、バビロニアや砂漠での恐怖が蘇ってわっと泣き出すキャロル。安心させるようにそっとキャロルを抱きしめ、落ち着くまで寄り添い続けるメンフィス。

同じ頃、バビロニアではリムシン大神官が御神託を受け、アイシスを災いを呼ぶ不吉な妃だと警鐘を鳴らしていた。そんな中、リムシン大神官の息子がアイシスに濡れ衣を着せられ、ラガシュ王に殺される事態が発生する。失意のうちに王とアイシスに呪いの言葉を吐いたリムシン大神官は神殿に火を放って四人の神官とともにザグロス山中に消えてしまう。

下エジプトに船が到着し、民の生活や農地を視察してからテーベの都に戻ることにしたメンフィス一行。下エジプトの神殿前では隣国リビア王の第一王女カーフラがメンフィスの第二の妃となるべく結婚の準備を整えて待ち構えていて・・・。



王家の紋章 19





『王家の紋章』単行本&雑誌連載 最新話 ネタバレ感想の一覧はこちら




ブログ