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2020年7月18日土曜日

山下友美(原作:ペニー・ジョーダン)『望まれぬプロポーズ』

作品名: 望まれぬプロポーズ
原作者: ペニー・ジョーダン
漫画家: 山下友美
出版: 全1巻
テーマ: 再会 策略 シークレットベイビー
トーン: シリアス
関連作:
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望まれぬプロポーズ(小説)
新妻を演じる夜(第1弾)
一夜の愛に賭けて(第2弾)
試し読み: 望まれぬプロポーズ

[作品・作家紹介]
イギリスのベストセラー作家。2011年死去。

[あらすじ]
末っ子で世間知らずのルビーはある夜、パーティーでとても魅力的な男性サンダーと出会い、一夜をともにしてしまう。ところが、翌朝サンダーは態度を豹変させ彼女を部屋から追い出した。あれから6年、男性不信に陥ったルビーの唯一の心の支えは、あの夜に授かった双子の息子。なのに突然サンダーが現れ、双子を取り上げようとした。今さらなぜ? でも子供たちは渡さない。ルビーは資産家である彼に対抗するため、自分でも信じられないほど大胆な提案を突きつけた!

[感想]
129ページ。麗しき三姉妹シリーズの第3弾。ヒーロー母の策略によって誤解しあって最悪な別れ方をした二人が再会するシークレットベイビーもの。


(ネタバレ注意→)ヒーローとヒロインの関係修復に関しては綺麗にまとまっていたと思う。ただ、両親を苦しめ、多額の負債をなすりつけて死に追いやり、ヒロイン三姉妹にも散々嫌がらせをしてきたヒーロー母を簡単に許したヒロインがあまりに善良すぎて納得しがたいものがあった。二世代にわたるゴタゴタがラストであっという間に清算されて、ヒーロー母の恐ろしい悪事までもが、ヒロイン父(元カレ)に対する深い愛ゆえにしてしまったことだと、だから彼女のことを理解して許せるとあっさりと感情論で済ませて三姉妹の寛大さを尊ぶ感動作のようになっていたのは逆にすべてが安っぽくなってしまった感じがする。



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