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2020年8月15日土曜日

『亡国のマルグリット』シリーズ ネタバレ感想【すもももも】


作品名 : 亡国のマルグリット
漫画家 : すもももも
出版  : 既刊4巻
ジャンル: 中世ヨーロッパ
ファンタジー 
トーン : シリアス ほのぼの
試し読み: 亡国のマルグリット

[初出・刊行]
月刊漫画雑誌『プリンセス』(秋田書店)2018年7月号より連載中。単行本既刊4巻。

[内容紹介]
ルナリア王国の幼い王女・マルグリットは、命を狙われていたところをエルベ村のクリストフに助けられる。それから10年、息子・ニコラとして育てられたが、ある日襲われていた金細工師見習いのルネとレオを助けたことで……!?傷を抱えた少年少女のヨーロピアンロマン、開幕!

[あらすじ]
雑誌連載&単行本のあらすじはこちら(随時更新中)

[感想]
今回もワケあり男装ヒロインが出てきますが、ヨーロッパが舞台となっており、中華な前作とはまた違った雰囲気。スリリングなストーリー運びと、人情味あふれる魅力的なキャラたちの登場でぐいぐいと惹きつけられる展開。

ヒロインはロレンディア王国の侵略によって祖国を滅ぼされたルナリア王国の王女マルグリット。子供の頃に追っ手から一人逃げのびた山中でエルベの村人である元騎士クリストフに助けられ、彼の亡くなったばかりの息子二コラとして育てられます。

命の恩人であるクリストフが見た目も中身もダンディでかっこいいキャラ。命を狙われている理由を明かすことができないマルグリットに対し、事情を言えないなら無理する必要はないといたわり、息子を弔った日にマルグリットを見つけたので、きっと天のめぐりあわせだろうと言って、息子として育てます。

 優しいクリストフのもとで、すくすくと育ったマルグリットは、朗らかな少年(16~18歳ぐらい?)に成長。クリストフの下で働いているヤン(元従卒)以外の村人は、マルグリットのことをクリストフの息子二コラと信じ込んでいる様子。

そんなある日、森まで薪拾いに出かけたマルグリットは不審な男たちに襲われて命からがら逃げてきた金細工師見習いの少年ルネと乳兄弟のレオを保護。

ルネは後にロレンディア王国のお忍び王子様と発覚するのですが、このルネの可愛さに悶絶😍

すももももさんといえば、身長差カップル、ヒロインの相手役は男らしいキャラという先入観があり、ルネは友人枠かと思っていましたが、読み進めるうちにヒーローの品格が備わっていることが分かってきて、どんどん愛着が増していく魅惑の人物像。女の子みたいに可愛いけど、それだけじゃない不思議な魅力とオーラがある美少年。

滅ぼした国の王子と滅ぼされた国の王女が巡り合うというドラマチックなストーリー展開になっています。今はまだ恋愛未満な二人ですが、とても可愛いらしい二人なので今後の展開が楽しみです。


亡国のマルグリット








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