
作品名 : | 《明智光秀を父に持った女》夢月の十字架 |
漫画家 : | 宗美智子 |
出版 : | 2020/8/28/オフィス漫 全1巻 |
ジャンル: | 歴史 |
トーン : | シリアス |
試し読み: |
[あらすじ]
2020年大河ドラマで話題の明智光秀を父に持ち、織田信長の発案で細川忠興に嫁いだ明智玉子。そして運命の日。父・光秀の起こした謀反「本能寺の変」は玉子の運命を大きく変えることとなる。その時何が……!? 後にキリシタンとなり《細川ガラシャ》となった女の数奇な運命を描いた感動作!!
[感想]
全72ページと短いページ数ながら、細川ガラシャの生い立ちと細川忠興との夫婦愛を中心にすっきり綺麗にまとめられた歴史”フィクション”漫画。
フィクションとして楽しむならありですが、史実に沿った歴史漫画を読みたいなら、この作品は微妙かなと。
信長【悪】・光秀【聖人君子】・忠興【聖人君子】・ガラシャ【凛とした女性】という構図で、まるでハーレクインに出てくる悲劇のヒロインとヒロインを全力で守るヒーローのような感じで描かれている漫画。
気性が荒く、身内でさえ何人も殺害or自害に追いやった荒くれ者の戦国武将との伝承が残っている忠興が、この漫画では思いやりに溢れた慈悲深い名君として美化されています。