
幸村アルトさんの新連載が始まりました。
今回はピアニストを目指す15歳のお嬢様ヒロインとバックパッカーの美形男子が不思議な縁で巡り合うお話という始まりで、てっきり非ファンタジーの現代モノかと思ったら、第1話の終わりでマスコットみたいなブサカワ妖精たちが出てきてファンタジーだと判明。
2話時点ではまだまだ分からないことだらけですが、建物や人物名から察するに、ひと昔前のアメリカが舞台なのかなと。
ピアニストになるために音楽院を受験して失敗した15歳のエミリーが、夏休みの間一人になりたくて高祖父(ひいひいおじいちゃん)が遺した田舎の別荘に単身やってきたら、思わぬ先客がいて・・・。
エミリーが持っているものと全く同じ鍵と権利書を旅人から譲り受けたバックパッカーのシュラ。フレンドリーだけど適度な距離感を保って接してくれる紳士的なシュラ(高校生くらいの美男子)に好感を持つエミリー。最初は遠慮して出て行こうとしていたシュラだけど、エミリーに引き留められ、しばらく別荘に滞在することに決めたようで。
するとそんな二人の前に謎の妖精たちが現れて・・・という展開。
ハリネズミをはじめとする4匹の妖精たちはどうやらエミリーの高祖父と契約を交わし、ずっと別荘に住みついている模様。家の鍵と権利書はこの世に三組あり、一つはシモン一族(エミリー)、二つ目は妖精たちの抜き打ちチェックに合格して同居を認められた旅人(シュラ)、もう一つは妖精が持っているとのこと。
妖精が奏でる音が聞こえる二人を歓迎する妖精たち。かくして二人と妖精たちの奇妙な同居生活がはじまって・・・というほのぼのファンタジー。
シュラが紳士的なのに油断していると思わぬ魔性ぶりを発揮する不思議な美形男子でワクワク度を高めてくれています。今後の展開が楽しみです。