
第35話「夜伽」
第36話「皇帝の見ている景色」
第37話「武照、出世する」
皇帝との初夜。ものすごい形相で陛下に押し倒された武照。怒らせてしまったかとおびえる武照だけど、陛下は苦しそうに咳き込み始めて・・・。
侍臣にお茶と枇杷の実を持って来るようにテキパキ指示する武照。そして、陛下の背中をトントン。
お茶を飲むと咳が止まる陛下。喉が弱かった母の世話をしているうちに咳の止め方を覚えたと陛下に告げる武照。陛下は黄砂が舞う西域遠征で喉を傷めたようで武照の手際の良さに感心した様子。
陛下の西域話を楽しそうに聞く武照。声をあげて笑う二人の姿を目の当たりにした侍臣たちは仰天。猜疑心が強く、無口であまり笑わない陛下と普通に語らい合い、いとも自然に陛下の心を和ませる武照に畏怖の念すら抱き始める侍臣。
最後は後宮での修行の賜物なのか、本心なのかまだ掴めないけど、いじらしく陛下を誘う武照→それに気を良くする陛下。陛下が満足気に武照を膝の上に乗せる姿が描かれたところで次回へ。
36話は一夜が明けて・・・。先に目を覚ました武照が昨夜のことを思い出して恥じらっていると、陛下が目を覚まして武照を後ろからハグ。武照のいじらしい態度にご満悦の陛下。朝から2回目のご寵愛。
陛下の名前は李世民。民衆を苦しめた隋・煬帝の暴政の爪痕が未だ色濃く残る中で即位した唐二代目の皇帝。「貞観の治」とその治世がたたえられた名君。
37話はそれから数ヶ月後のお話。陛下の寵愛を一身に受ける日々。そんな武照が才人のままでいるのは身分が低すぎることを配慮した陛下が倢伃(しょうよ)の官位をあげようとしたところ、今のままで十分満足していると武照が丁重に断って・・・。
この出会いが武照を武則天へと導く大きな第一歩になるとのことだけど、果たしてこの物語の武照は本当に悪女になるのかな。現時点では悪女の片鱗は全く見えないけど、着実に側室としてステップアップしている感じ。
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もう一つどうしても言いたいことが。
絶対表紙を替えた方がいい!
損しているから😅
単話の表紙が武照の雰囲気と合っていないんですよね。最終的にそこに行きつくとしても、少なくとも37話までの武照とは全然違うので。3種類くらい用意しておいたら良かったのに。

単行本の表紙もドアップばっかりで誰?!という感じ。正直他の后妃と見分けが付かない。皇帝とのツーショットや他の后妃を後ろに配置すれば、作品の雰囲気も伝わりやすくなるのに。



