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2024年6月12日水曜日
『王家の紋章』第26巻ネタバレ感想【細川智栄子】
王家の紋章 26
古代編。引き続きメンフィスとキャロルは離れ離れのまま。キャロルの捜索を続ける家族とアフマドたちの様子も合間に挿入。
ムーサの山でヒッタイト兵とミノアの大臣一行(護衛はミノア海軍)が激しい戦闘を繰り広げる中、キャロルを胸に抱いて喜びに打ち震えるイズミル王子。
薬で眠らされていたマシャリキが目を覚ましたときにはキャロルはイズミル王子に連れ去られた後で・・・。
騒ぎで目を覚ました村人の通報で砦のエジプト兵が駆けつけ、取り返しのつかない事態を引き起こした罪人として連行されるマシャリキ。
地下牢でエジプト兵から拷問を受けるマシャリキ。そこにメンフィスが現れ、手ぬるいとピシャリ。一介の漁師と名乗るだけでキャロルをムーサの山に連れて行った目的などを一切白状しないマシャリキを容赦なく鞭打ち・・・。瀕死の状態で牢に入れられるマシャリキ。
その頃、ミノアでは少年王の病気が悪化。エジプトにいる大臣たちと合流するためにユクタス将軍が海を渡っていたが、キャロルがイズミル王子に攫われたとの一報を受け、進路変更。
アイシスはラガシュ王に塩の海の神殿を奪取したことを手紙で報告し、引き続き塩の海の神殿に滞在中。そこにキャロルの行方をたずねてナフテラ女官長と侍女二人がやってくるが、神殿がバビロニアの手に落ちたことを知ったナフテラ女官長たちはアイシスによって地下牢に閉じ込められてしまい・・・。
同じ頃、ヒッタイトへ向かうイズミル王子の腕の中(馬上)で目を覚ましたキャロルは驚愕。激しく抵抗し、私はメンフィスの妃です、ヒッタイトへは行きませんと必死に拒否するキャロル。逃さぬ、二度と私の前でメンフィス王の名を口にしてはならぬと脅すイズミル王子。
(メンフィスの名を口にしたキャロルの首を絞めるイズミル王子。眠らせていた方が良かったと。やはり真性サディスト王子😑)
キャロルを連れたイズミル王子一行がヒッタイト領のレバノンまで到着。隣にキャロルを侍らせ、祝杯を挙げるイズミル王子。休むふりをして天幕から抜け出したキャロルはレバノン杉の生い茂る闇の中へ逃げ込むが、獣(狼?)に追い詰められていたところを追ってきたイズミル王子に助けられ、連れ戻されることに。
助けてもらったこととイズミル王子の肩の怪我(ライアンに撃たれたときの銃創)を気にして大人しくなるキャロル。その夜は野営することになるが、そこにミノアのユクタス将軍が夜襲を仕掛けてきて・・・。
剛力のユクタス将軍から何とかイズミル王子とキャロルを守りぬくヒッタイト軍。
その頃、エジプトではリビア王の使者がやってきて、第一王女・カーフラ王女を第二妃に迎えるとの約定(カプター大神官が親書で約束)を履行するようにメンフィスに直談判。リビア王もまもなくエジプト入りすると告げて・・・。
最後にマシャリキに忠誠を誓う女刺客・エレニーがエジプトに潜入したところで次巻へ。
王家の紋章 26
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