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2024年6月11日火曜日

『王家の紋章』第8巻ネタバレ感想【細川 智栄子】


王家の紋章 8

ジャマリはキャロルに会ったという偽りの証言でメンフィスに近づくことに成功。どうやらアッシリア王妃にという当初の目的も忘れて、すっかり美しいファラオに心奪われた様子。

テーベの都では誰もがジャマリの証言を信じて喜び浮かれていたが、一人アイシスだけは疑いの目を向けていた。メンフィスの面前でアイシスから鋭い詰問を受け、内心冷や汗をかきながら、迫真の演技でなんとか切り抜けるジャマリ。

その頃、20世紀のキャロルの家では、情緒不安定で時々不可解な行動をとるキャロルを心配した母が、本人に内緒でジミーとの婚約パーティを計画する。年齢的に少し早いが、すでに結婚を約束していた2人なのだし、キャロルを心から愛してくれるジミーの優しさに満たされれば、きっと落ち着くだろうとの親心だった。しかし、ライアンだけは、まだ子供だと強く反対するのだった。
 (ライアンのこの溺愛ぶり・・・兄としての想いだけなのかな??うーん、怪しい)

婚約披露パーティーの夜、キャロルは何も聞かされずに連れて行かれたジミー宅で、家族(ライアン不在)や友人にジミーとの婚約を祝福され、戸惑い顔。ジミーのことが大好きなのに、なぜか結婚の二文字に激しく動揺してしまったキャロルは、窓の外に落ちた薔薇を拾おうとして、よろけて小舟へ倒れこみ、そのまま川に流されてしまう。

古代の下エジプトのナイル河畔で発見されるキャロル。下エジプトで捜索を続けていたルカが騒ぎに気づいて、いち早く駆けつける。ルカのことを頼りになる召使だとすっかり信用しているキャロルは、近道を通ってテーベの宮殿へとお連れすると言うルカの言葉を疑いもしなかったが、ルカが向かおうとしていたのは、イズミル王子のもと!

間一髪、搜索のために下エジプトへ来ていたウナスが駆けつけ、ルカのもくろみははずれてしまうが、テーベに向かう途中で今度はアイシス一派の襲撃を受け・・・。

ウナスはキャロルを守るために残って防戦し、ルカに対して囲みを突破してキャロルを連れて砂漠方面へ逃げるよう指示を出す。それはまさにルカの目指す目的地だった。イズミル王子がアルゴン王との同盟締結のためにアラビア砂漠へ来ていたからだ。

オアシス付近に差し掛かったところで、突然現れたヒッタイト兵に取り囲まれるキャロルたち。唯一の護衛であるルカは気絶し(たふり)、なすすべなくイズミル王子のいる天幕へと連れて行かれるキャロル。イズミル王子はキャロルを狙うアルゴン王が砂漠を去るまで、なんとかキャロルを隠し通すのだった。

その頃、キャロルの帰国を一日千秋の思いで待っていたメンフィスのもとに、キャロルが下エジプトへ戻ったとの報告が入る。待ちきれずにキャロルを迎えに行こうするメンフィスだが、出発直前にキャロルが下エジプトで大勢の兵士に取り囲まれ、アラビア砂漠へ逃げたのち、消息を断ったとの知らせが入る。怒りに打ち震えてアラビア砂漠へと馬を走らせるメンフィス。

キャロルを連れて砂漠を出発したイズミル王子は、ヒッタイトへ向かう途中の中継地・エルサレムで夜営。いよいよ、明日にはヒッタイト入りするというイズミル王子の言葉を聞いたキャロルは、今夜が最後のチャンスになると、砂漠の中を逃げる覚悟を決め、盗賊騒ぎにまぎれて天幕から逃げ出すことに成功。しかし、途中で力尽きて倒れてしまった上に、逃げ出すところをルカが目撃していて…。


王家の紋章 8





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