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2020年8月25日火曜日

ひかわきょうこ『女の子は余裕!』感想&あらすじ


作品名 : 女の子は余裕!
漫画家 : ひかわきょうこ
出版  : 単行本 全1巻
文庫本 全1巻
ジャンル: 学園モノ 恋愛
トーン : ほのぼの
試し読み: 女の子は余裕!

[作品紹介]
表題作及び続編は、『LaLa』1990年4月号・9~10月号、1991年3月号に掲載された作品。単行本全1巻。文庫本全1巻。単行本の同時収録作『羊たちのマーチ』は、『LaLa』1985年6月号掲載。文庫本の同時収録作『ちょっとフライデイ』は、『LaLa』1981年12月号~1982年4月号に掲載された作品。

[出版社のあらすじ] 
 ちょっぴり気になる沢田くんの片想いが成功する様にきっかけを作った友美。彼の恋はうまくいったけど友美の心は急降下。でも、私には千賀や楓や男鹿先輩という仲間がいるから大丈夫。見渡せばすてきなことがきっと見つかるよね。できる女の子は余裕をもたなくっちゃあ!

[感想]
30年前の作品ですが、色あせない新鮮さを感じる作品。友情に篤く、忍耐強く、しっかりしているのに、恋愛に関しては途端にウブで不器用な高校生たちのお話。恋に友情にクラブ活動に全力投球する生徒たちの姿がとても眩しく映ります。

ひかわきょうこさんの描くヒロインは、守ってあげたくなる存在のようでいて、本当は誰よりも芯が強く、心根の優しさで周りを温かくさせる存在であるところに魅力を感じます。そして、そんなヒロインと恋に落ちる男性も、ひと際かっこよく描かれています。今回の主役・男鹿先輩はひかわさんにしては珍しいタイプのミステリアスな雰囲気を持つ男性でしたが、やはりさりげない気遣いと男らしさが絶妙。

単行本は「女の子は余裕!」と第2弾「男の子も余裕!」 のみで、第3弾「また明日!」は別の作品「彼方から」第3巻に収録されています。というわけで、これから読まれる方には完全版の文庫本をおすすめします。

[文庫本・単行本]

女の子は余裕! (白泉社文庫)


女の子は余裕! (花とゆめCOMICS)



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